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【ウラシャのリズム】J. S. バッハ『マタイ受難曲』のNo.8(旧No.12) アリア, Blute nur, du liebes Herz「血を流せ、愛しき人よ」
ウラシャのリズムが多く使われている事例を1つ紹介する。同様な例としては他にベートーヴェンの悲愴ソナタの第1楽章や、ショパンのエチュードOp.10-3の中間部、Op.10-4などがある。 マタイ受難曲のアリア「Blute nur, du libes Herz 血を流せ、愛しき人よ」の前半は、ほとんど全てがウラシャのリズムによって作られている。(ダ・カーポ・アリア形式なので、後半の後に再び前半が演奏される。) ウラシャのリズムについて簡単にまとめると次の図のようになる。詳しく