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kokoro

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医療現場のリアルを公開。突然の事故や病気による障害、余命宣告をされた患者さんたちの言葉から教えられる人生や命についてを語っています。
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#人生

その家族の自撮りの意味、病院でのある光景

今回の記事はstand.fm「病院あるある探検隊」でも紹介した内容です。stand.fmでは今回の記事を音声で聞くことができます。 ある日の夕方、 私は、息子の保育園のお迎えのために足早に職場の敷地内を歩いている時でした。 「息子は泣いていないかな」 「今日は保育園で楽しんだかな」 と思いながら歩いている時、 私の歩行速度が急に遅くなりました。 それは目の前の光景に目を奪われたからでした。 敷地内のベンチに座る母親と病気を抱えた子供の姿。 子供はおそらく重度

ありがとう、患者さん

また1人、患者さんがお亡くなりになられました。 初めて会った時は、リハビリは完全拒否で全くやってくれなかった方で非常に大変でした。 他愛のない雑談を繰り返す内にだんだんと打ち解けてきて、少しずつリハビリができるようになって、笑いが生まれるようになって・・・ でも、病気は治らない病気・・・どんどん身体状況は悪化していく・・・ 笑顔がみられない日も出てきて、だんだんとリハビリもできるような状態ではなくなって 私もお部屋にいくのが辛くなってきて、足が重くなることもありまし

余命1ヶ月のこの人と私の間に流れる時間

「あーこの人は余命1ヶ月とさっき医師から告げられたんだったな。」 今は昔、私の目の前にいる担当患者さんは、家族に向けて遺書を書いている。 そんな大切な時に、「リハビリを一緒にしよう」と病室にきてしまった。 余命1ヶ月のこの人は、看護師さんから借りたバインダーに真っ白なコピー用紙を挟んで何と書こうとしていたのだろう。 確か子供はまだ私と同じくらいの年齢だったな。 「失敗した・・・もう少し時間をあけてくれば良かった」と思っていたその時、この人は「お、来たか。やるか。」と

「本当に幸せだったのか」に気づくとき

亡くなる直前の患者さんが言っていたのを思い出した 「最期の最期で幸せな人生だったかどうかがようやくわかった」 「俺はどうやら幸せだったみたいだ」 「今になって色んなことを思い出すよ」 「若気のいたり、妻との出会い、子供たちの誕生と成長」 「こんなにたくさんの思い出があったんだな」 「◯◯くん(私のこと)、俺はもうすぐ逝くんだろ、なんとなく分かるよ」 「俺はどうやら幸せだったみたいだ。今まで逝くのが怖かったけど、 これでやっと逝ける気がするよ。幸せだったことに気づ

自分の幸せ軸は

私は30代男性 1児の新米パパだ 仕事もおもいっきりしたいからどんだけ働いても苦痛はあまりない でもそれをすると子供との時間がなくなる 優先順位などはつけられない どちらも大切 この大切なものを載せた天秤の上で右往左往する私の「幸せ軸」 そんな時、1冊の本に書かれていた言葉が印象に残った 三浦崇宏さんの「言語化力」だ ​ この本では文字通り言葉が持つ力について書かれてある本だが、結構おもしろい この本の中で幸せについて考える章の中の言葉が妙にささった 自

だから私は病院で賢明に働く

私が病院で働く理由 死は誰もが最も怖いものだと思っていた 死よりも怖いものがあるのか 誰かが誰かを傷つけ、殺し 自分で自分の命を終わらせる 人はこんなことをするために 命をつないできたんじゃない このような悲しみ、苦しみの連鎖を続けさせない 明日を臨む人たちの力になりたい だから私は今日も病院で賢明に働く 思いも寄らない人生の大転換となる 突然の事故や病気 日々の当たり前が瞬時にして崩れる瞬間 生きていた時間は決して当たり前に存在しているものではなかったと 気づ

みんな、いつからそんな風になった

いつからみんな、そんな風になった 今この時も私が勤務する病院では、病気と真剣に闘っている患者さんがたくさんいます。 産まれつき心臓の病気を抱えた0歳の子供 30歳代、仕事も子育てもこれからという時に、がん発病 一生治らない難病と診断された40歳代の働き盛り 例をあげればきりがないくらい、たくさんの人が今も自分の命や人生、そして家族とのことについて真剣に向き合っています。 ちょっとした嫉妬心や恨み、妬みなどが原因で殺人事件が起こっています。家族内で、無差別で。 自

「知ったかぶり人間」が人生を楽しむ方法

ちょっと知っているだけなのにあたかも全て知っているような気分になってはいないですか? 私もみんなも知ったかぶり人間です。知ったかぶりでいるとその先のことをもっと知ろうという気がおきません。 だから「毎日がつまらない」「平凡な毎日」になるのです。 現状を変えたいと思っている人は、まず自分が「知ったかぶり人間」だと認めることから始めましょう。そこから人生はもっと前に進み始めます。 私も「知ったかぶり人間」の1人私は医療従事者なので、医療のことは多少はわかります。 でも私

ある患者さんの一言「私が病気でよかった」

医療現場には多くの患者さんが入院をしてきます。 スポーツで怪我をした人 事故をした人 病気になった人 そのほとんどの人がリハビリが必要となります。 何百人と患者さんと出会ってきましたが、今回はその中の1人の患者さんとのエピソードを紹介したいと思います。 ある患者さんの「私が病気でよかった」の一言その女性はもう半年以上も病気と闘うために入院をしていました。 体調もよくない日々が続き、起き上がることすら出来ない日も多くあるような方です。 私も病気や治療のことについ

人を成長させる「人」「本」と「旅」

今の自分に納得がいかない時、今の自分を変えたいと思う時、その願いを叶えてくれるのは「人」「本」そして「旅」だと思います。 まだ出会ったことのない自分と出会うためのkeyとなるこの3つについて考えたいと思います。 困った時、悩んだ時にあなたはどうする?これまで生きてきた中で、困ったことがない人、悩んだことがない人はいないでしょう。 誰もが人間関係や学業、仕事、結婚、出産、子育て、老後などのいずれかにおいて大なり小なりの悩みがあるはずです。 何かにぶつかった時、皆さんなら

今を生きる「体」と未来を生きる「思考」

私が大切にしているものを2つ紹介したいと思います。 それは、今を生きる「体」と未来を生きる「思考」です。 今を生きる「体」を大切にする今の自分の体は今この時にしか存在しえません。呼吸で膨らむ肺も、ドキドキと脈打つ心臓も今この瞬間の連続の中でしかありえません。 今を生きる体を大切にしないと健康状態が悪くなり、仕事や家族との時間でのパフォーマンスは必ず落ちてしまいます。 そうすると本当は手に入れることができた幸せな時間を自分のせいでみすみす逃してしまうことになるかもしれな