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「知ったかぶり人間」が人生を楽しむ方法

ちょっと知っているだけなのにあたかも全て知っているような気分になってはいないですか?

私もみんなも知ったかぶり人間です。知ったかぶりでいるとその先のことをもっと知ろうという気がおきません。

だから「毎日がつまらない」「平凡な毎日」になるのです。

現状を変えたいと思っている人は、まず自分が「知ったかぶり人間」だと認めることから始めましょう。そこから人生はもっと前に進み始めます。

私も「知ったかぶり人間」の1人

私は医療従事者なので、医療のことは多少はわかります。

でも私が知っていることと言ってもリハビリテーション関係のことがほとんどで、医師のような治療はできないですし、薬剤師のように薬の知識は豊富ではないですし、看護師のように点滴を入れる技術や知識などもありません。

ですから私が専門としている医療においても、わかっているつもりであることが多いのです。

つまりは私も、「知ったかぶり人間」の1人なのです。

この世界には星の数ほどの論文がありますが、その1つ1つを読むことはできません。

また全ての医学雑誌・書籍を読んだことがある人は絶対にいないはずです。

どれだけ専門家といっても全てのことを知っているわけではありません。


みんな「知ったかぶり人間」

例えば、刀鍛冶や陶芸などの職人が1人前になるには途方もない年月がかかります。

その他の仕事はどうでしょうか。簡単に全てを理解することができる人は少ないでしょう。

最近は3年やそこらで転職する人が増えていると良く耳にしますが、3年働いたからといって何がわかったのでしょうか。

一体、何を身に付けることができ、その仕事のことをどれだけ理解することができたのでしょうか。

そんな簡単ではないはずです。極めるとはもっと年月のかかることなはずななのに、みんな3年程度で「知ったかぶり人間」となって新しい居場所を求めて足早に去っていきます。

知ったかぶり人間はまた別の場所でも、また新しい知ったかぶり人間となるだけです。

そこにできるのは薄ーい知ったかぶりの仮面をかぶった人間がポツンといるだけです。


知ったかぶり人間の行き着く先は地獄

知ったかぶり人間の行き着く先は「地獄」です。

なぜならこれからはAIの発展が急速に進むからです。AIなどの技術革新によりこれまで人間が行っていた仕事の大半は、このAIが変わりにやってくれるようになります。

例として「コールセンター」をあげてみましょう。

コールセンターでも音声案内が増えたと思いませんか?特別な用事がない限りは直接、人にはつないでくれないようになりました。

これからの時代、AIの発展により大概のことはこの音声案内で事足りるようになってくるでしょう。

では、そのコールセンターで働いている人たちはどうなるのかというと「クビ」ということになってしまいます。

でもクビにならない人もいます。それは電話対応においてもしっかりと技術を身に付けている人たちです。

「クレーム対応に対する専門的技術がある」など、他の人がもっていないような技術があるとクビになる可能性が低くなるでしょう。

ただ何も考えずに長年働いてきただけでコールセンターのことを「知ったかぶり」になって技術のない人はクビになる可能性が高くなるでしょう。


「知ったかぶり人間」の仮面を外し、貪欲になれば良い

知ったかぶり人間にならないためには、自分はこの世界のことをほとんど知らないんだと気づくことが大切です。

自分の仕事のこと、友人のこと、家族のこと、身の回りに溢れる物のことなど、全てのことをあまり知らないまま生きているという自覚があれば良いと思います。

だからこそ、子供のように「この世界を貪欲に楽しむ」のです。

今目の前にある仕事やその他の課題にもまだ知らない解決策があるはずです。ただそれを知らないだけなのかもしれません。

とことん調べてみましょう、とことん突き詰めて考えてみましょう。今はパソコンやスマホがあれば何でも調べられる時代になりました。もっと貪欲に調べることをやってみると新しい知識が身につくので、もっと人生を楽しむことができるでしょう。

もっと他の人と話をしてみましょう。調べるだけではなく、自分が考えた内容を他の人に相談したりしてみると良いです。たくさんの意見をもらうことで、自分の考え方をどんどん変えていくことができます。

自分は未熟だからと悲観的になるのではなく、子供のようにこの世界のことをもっと知りたいと貪欲になってみると「知ったかぶり人間」ではなくなり、もっとが人生を楽しむことができるようになるでしょう。

知れば自分の世界が広がり、自分が変わっていきます。

自分が変われば周りの環境も変わってきます。

知ったかぶり人間の仮面を自分から外さない限りは、現状を変えることはまず難しいでしょう。

今の自分を変えたいなら、まずは自分が「知ったかぶり人間」だと認めること、そして知ったかぶりになっていた世界に対してもう1度貪欲に飛び込んでいくことが大切です。




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