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児童期・青年期に見られる障害や症状④「チック症」

精神医学(Psychiatry)は、各種精神障害に関する診断、予防、治療、研究を行う医学の一分野です。

カウンセラーは医師のように病名を診断したり、投薬治療を行うことはできません。

カウンセラーの精神医学的な知識が乏しいと、クライアントの状況を正確に判断することができないため、重篤な症状へと発展させてしまう危険性もあります。

カウンセラーは常にクライアントの利益に繋がる判断をしなければなりません。

病名を告げるなど医師の専門領域を侵したり、クライアントが傷つくような知識の乱用は絶対あってはならないことですよね。

カウンセラーが自身の専門性の限界を知り、クライエントのメリットにつながる関わりをするためには精神医学の基礎知識は非常に大切ですよね。 

あくまで予備知識としての情報ですが、私自身の学びの場としても精神医学の基礎知識をこのnoteに書いておこうと思いました。

また、多くの人が精神医学に触れる機会となったり、理解を深めるきっかけになっていただけたらと思っています。


1.児童期・青年期に見られる障害や症状

児童期・青年期にもよく見られる障害があります。その中でもよくみられる5つの中から④チック症を紹介します。

【児童期・青年期に見られる障害や症状】

①自閉スペクトラム症(ASD)
②注意欠如・多動性障害 (ADHD)
③学習症/学習障害(LD)
④チック症
⑤児童虐待 

2.チック症

チック症とは突発的で反復的、情動的な運動あるいは発生を呈するものです。

成人よりも児童に多く見られ、女児よりも男児に多いのが特徴的です。

家庭や学校における心理的緊張やストレスが、チック症を引き起こす、準備状態を作ったり、チック症を著しく増強したりしますが、単純な心因性障害ではなく、遺伝的要因と環境要因の両者が関与していると考えられています。

主な症状としては運動チックと音声チックに分けられます。

①運動チック

・単純運動チック…肩をすくめる。まばたき。急に首をひねる。

・複雑運動チック…顔の表情を変える。跳ねる。触る。


②音声チック

・単純音声チック…咳をする。鼻を鳴らす。

・複雑音声チック…状況に合わない単語を繰り返す。汚言症。


他の領域現場と連携が取れれば、単純チックの場合はチック症状を消去させようとするよりも、子供の環境的ストレスの軽減を図ることが重要と言われています。 


➡精神医学の記事をマガジンにまとめています。


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HSP心理カウンセラー じゅんさん
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