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【FGO考察】マリスビリーそこまで考えてないと思うよ

人理継続保障機関フィニス・カルデア。 魔術だけでは見えない世界、科学だけでは計れない世界を観測し、人類の決定的な絶滅を防ぐために成立された特務機関。 しかしその実態は非人道的な研究が横行し、そうして得た技術は外法とまで称されるほど。 そんな曰く付き組織、カルデアを立ち上げた初代所長マリスビリー・アニムスフィア。物語が佳境へと向かう中、いよいよきな臭くなってきた人物である。 ゲーティアによる人理焼却、そして異星の神による人理編纂という未曾有の危機にあって、どこまでが彼の計算の

    • 検体Eについての情報を整理しよう

      検体E。 特異点トラオムにてようやく主人公と対面を果たしたものの、より謎を深める結果となった渦中の存在。 なぜこんな事になってしまったのか。 その原因となった人物の迷推理を、読者視点から今一度整理してみよう。 異星の神に召喚されながら異星の神を裏切り、神の持つ機構と契約したと豪語する青年。 ジェームズ・モリアーティ[ルーラー]、通称・若モリ。トラオムおよび7章オープニングで開示された検体Eの詳細は殆ど彼からもたらされたものだった。 曰く、『ソレは地球の生命体ではない』『あの

      • マリスビリー、疑似科学にハマってた説

        「なぜ神代は途絶えたのか。 なぜ西暦になってからの人理定礎は安定しないのか。」 終局特異点・冠位時間神殿ソロモンのアバンタイトルにて、ある男の回想に登場したマリスビリー・アニムスフィアの台詞である。 目の前の第三魔法を蹴ってまで、彼は独自のアプローチで根源へ至ることを是とした。 聖杯戦争に自ら参戦してまで大聖杯に求めたものは『巨万の富』。 彼の標榜する”人理の維持”には必要不可欠という、カルデアスを起動させるための燃料費。 なぜそこまでしてカルデアスを起動させたかったのか。

        • FILM RED、評判悪いみたいっすね。

          国内興行収入197億という大ヒット作、ONE PIECE FILM RED。 先日アマプラでの配信が開始され、ようやっと私もこの話題作を体験することができた。 端的に言って、“面白い”と手放しに言えるような派手さは無い。が、大変好みの作風であった。 観終わってホクホクのままTwitterで感想を漁ると思いの外、悪印象な感想が目についた。 バトル系を期待して肩透かしを喰らってしまっただとか歌パートが多すぎると言った好みの問題から、悪魔の実の能力者がバケツ一杯の水で弱体化する

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        【FGO考察】マリスビリーそこまで考えてないと思うよ

          【FGO】解釈:LB1

          初めてnoteへ記事を投稿したあの日、私は一つの覚悟をもってタイトルを入力した。 『考察』と名乗る覚悟。それは私にとって大きな意思表明であった。 裏付けとなる根拠を揃え、論理的に意見を述べているか。主観に寄ってないか。矛盾はないか。よく考え抜かれているか。 そういう意味で、この記事は考察ではない。 解釈。うん、これがいい。 という訳で、新シナリオが来る前にLB1を読み返してみたので、その解釈を垂れ流すことにした。 暇つぶしにでもなれば幸いである。 私は以前、LB1とは

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          組み分け帽子と16タイプ性格診断

          ハリーポッターシリーズのファンであれば、きっと誰もが一度は想像したことがあるでしょう。 もしも私が入学できたのなら、どの寮へ組み分けられるんだろう、と。 『HOGLOGY』というサイトをご存じでしょうか? 16タイプ性格診断を用いた疑似的な組み分け帽子。 公開から8年近く経っているにもかかわらず、テレビで映画でハリポタが話題になる度、必ずのように一緒に話題に上がる大人気診断です。 私自身、性格診断が好きでネットの無料診断を試す度にこのサイトを確認するほどのファンだったり。

          組み分け帽子と16タイプ性格診断

          動画に頂いたコメントに返信したものをまとめていくよ

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          【FGO考察】スルトさんへ喧嘩を売っていくよ

          ニコニコ動画にて『魔術師観考察』というテーマでFGO考察を行なっていたスルト氏が、この度シリーズの最後を投稿された。 型月における魔術師にとっての絶対遵守、命題を解き明かすことでカルデアの真意に迫るという考察手法。もはや学問と化した氏の考察は見事の一言である。 そしてこの方、人間もできている。他人の考察を肯定し、感想を述べるのは意外と難しい。それをなんとも楽しげにやってのけるのだ。 私も愚論に感想&質問を頂いたりと、とても良くして頂いている。 今回はそんな相手に喧嘩を売って

          【FGO考察】スルトさんへ喧嘩を売っていくよ

          【FGO考察】今まで書いた考察をざっくりまとめてみたよ

          私はFGO考察動画が好きだ。 触発されてFGO考察と銘打ち『ビースト予想(前・後)』『マリそ考』と投稿した今でも、暇を見つけてはお気に入りの動画を繰り返し視聴している。 するとどうなるか。人の考察と混ざって自分の考察、主張がわからなくなるのだ。 ……流石に馬鹿じゃねーの?と思うだろう。 ぐうの音も出ない。どうなってんだこの鳥頭。 という訳で、今まで行った考察をまとめる事にした。要はただのメモである。 ・ビースト及び冠位クラス 【考察】 ビーストとは、『アラヤ』から取り外さ

          【FGO考察】今まで書いた考察をざっくりまとめてみたよ

          【2部6章感想】なぜ妖精はクズなのか

          大好評のまま結末を迎えた2部6章アヴァロン・ル・フェ。 しかしストーリーが好評であったのにも関わらず、その世界の主役であった妖精たちへの印象は好ましいものではなかった。ネット上では「クズすぎる」「やはり滅ぼすべきでは?」「想像以上に糞」などなど、散々な感想が立ち並んでいる。 実際、妖精たちの生き様は見事にクズであった。そもそもの成り立ちからして星が滅びる一大事に仕事をサボったが故である。保身のために嘘を重ね、相手を裏切り、悪びれもしない。うん、クズである。 だがしかし。彼らの

          【2部6章感想】なぜ妖精はクズなのか

          [fgo考察] ビースト予想後編

          前編にて、私は『ビースト=煩悩』と考察した。後編ではこの考察と既存の考察や開示情報とを掛け合わせて、存在するかも定かではないビーストⅤ/Lの正体を予想する。 ビースト、クリフォト対応説 まずは、界隈で有名なこの説から。 クリフォト、ユダヤの神秘主義カバラにおける思想の一つ。これがビーストのナンバリングと対応しているとする説であり、私はこの説を支持している。 クリフォトは10個の球体からなり、その一つ一つに悪魔と悪徳が対応している。この悪徳と言うのがビーストと相関していると

          [fgo考察] ビースト予想後編

          [fgo考察] ビースト予想前編

          はじめに。 筆者は型月ニワカである。FateシリーズはFGO以外未プレイ、知識の大半は型月Wikiから。その上その他知識もネット検索で得た付け焼き刃。数多のガバとネタバレを多分に含みます。 なお、この前編では世界観の考察がメインとなる。クソかったるいのでご注意を。ぶっちゃけ後編だけ読んでも問題ないと思う。 「アラヤ」。 人類の無意識下の集合体、霊長の世界の存続を願う願望。 しかしその実態は不明瞭である。というのも、アラヤ単体の説明が異様に少ないのだ。殆どがアラヤの“守護

          [fgo考察] ビースト予想前編