[part2]現代思想入門/千葉雅也 (著)
3.フーコー
権力によって上から支配されているのではなく、無数の力関係により支配されている
社会は多数のためにある。少数派の人間は、多数派に合わせて暮らさなければならない。少数派は異常者として扱われ、監獄に入れら、世間をクリーン化する。これが近代化である。権力者からして、社会を当時しやすいように社会の仕組みができている
監獄の理論 自分で逸脱行動しない仕組みを作る 独房に人を入れ見られているのか分からない仕組みにする すると中の人はいつ監視されているのかわからないのて、逸脱行動を取らなくなる
生政治 古代は逸脱行為があるたびに罪を決めていた 生政治は即物的に機能するもの ワクチンを接種させて病気を減らすとか
まとめ
デリダ 脱構築 脱構築の前提として、思考は二項対立で組み立てられている
二項対立とは、対立する二つの事柄のうち、マイナスの面に味方をする理論を考え、プラス側の価値観に対抗する そして両方の価値観が互いに依存し合う、宙吊りの状態に持ち込 それが二項対立の脱構築
ドゥルーズ 存在の脱構築 存在感のようなもので、すべてのものは木の根(リゾーム)のように複雑に関係しあって存在しており、A対非Aという二項対立を超える、つまり脱構築して関係している
ドゥルーズの存在の脱構築では、リゾームが多方向に無関係がある 区別を横断する新たな関係性を発見すると、同時にAとBが同一にならないような区別を横断する新たな無関係を発見する
フーコー 社会の脱構築 フーコーの主題は権力で、弱いものが支配されることを意識的にではなく望んでしまう、それを権力は下から来ると分析した 筋力の回転を明確ではなく、ドゥルーズ的な、多方向の関係性として権力が発展していると言う見方を示した
権力とは、逸脱した存在を排除して、又はその逸脱した存在を大多数に適用されることで、社会全体を安定させる。そういう権力の作動に気づくりにくくなるような仕組みを発展させるのが近代
二項対立の脱構築というデリダの論法に慣れる それを存在全てに拡大し、物事はダイナミックに横断的に繋がりを展開しているドゥルーズ的ビジョンへ向かう。いたるところで無関係に繋がるがダマにはならず、ソーダ水のように泡立つ世界というのが存在の脱構築 そこから社会問題の具体性へ 大多数から逸脱したものやことを批判する権力を認識する その権力とは人々が自ら、不安により無意識に作り出したものである。その権力から逃れようとする管理社会批判が社会の脱構築である。二項対立のどちらかに偏るのではなく、多様の生き方を泳がせておく曖昧な部分に、他者性を尊重する現代思想がある
第四章 現代思想の源流
マルクス 労働とは持っている力を搾取されることだ 元々同じ力があるのに、どこに産まれるかの偶然性により、資本家に余剰価値をピンハネされるか決まる 自己啓発は搾取されるピンハネを増やすことに繋がる 資本家になれば誰かを搾取することになる マルクスはどちらでもなく、全ての人が自分に力を取り戻すには、共産主義と呼ばれる考えを生み出した
生まれにより得意なこと、苦手なことは決まっており、努力では解決できない 誰もが自分の得意なことを伸ばせる、デコボコしていても回る社会を作る 同じ基準で競争して成功するという脅迫観念から逃れるには、自分の生まれの偶然性を振り返る
第五章 精神分析と現代思想
大六章 現代思想の作り方
他者性の原則 今までの考え方では他者性が排除されてる
現代思想は難しく、途中で心が折れました
残りはご自分で本を買って、ご確認ください