ミュージカル「RAGTIME」を日生劇場で観る。脚本と音楽がいいのは、もちろんだけれど、主役級のキャストが揃って、歌唱が厚い。細部まで行き届いた藤田俊太郎の演出。舞台前面、背景に映し出された空が、もうひとりの主役で、緻密に作り込んでいる。フィリピン出身の遥海の苦しみが胸を打つ。