ミュージカル「RAGTIME」を日生劇場で観る。脚本と音楽がいいのは、もちろんだけれど、主役級のキャストが揃って、歌唱が厚い。細部まで行き届いた藤田俊太郎の演出。舞台前面、背景に映し出された空が、もうひとりの主役で、緻密に作り込んでいる。フィリピン出身の遥海の苦しみが胸を打つ。
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長谷部浩
年々、演劇を観るのが楽しくなってきました。20代から30代のときの感触が戻ってきたようが気がします。これからは、小劇場からミュージカル、歌舞伎まで、ジャンルにこだわらず、よい舞台を紹介していきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。