呟】翌日曜6月4日に高槻城公園芸術文化劇場で開催の茂山一族デラックス狂言会がござる その中で四年ぶりの演目狂言唐相撲がござる 現行曲では最多の登場人物となる狂言で三十人以上が出演 わたくしも唐人立衆として参加 七人で形作る▲の下段左に抜擢されて小躍り ともかくしっかり勤めまする
呟】能楽堂で狂言を観るに 真に狂言を楽しむ以外に さまざまな楽しみがあろうと存ずる ≪自身演るならば≫もその一つ お稽古してみたいか否か 演るならばどの役を選ぶのか 知った台詞所作なれば自分との距離を測ることもござる 同じ演目も演者の組合せのみならず一期一会の違いがござる
呟】こんにった金剛能楽堂へ 茂山狂言 笑の収穫祭でござった 狂言は鈍太郎、附子、釣針の三番 でござったが 狂言前に茂山千五郎師による解説がござった 隣席の方々が初狂言だったそうでこの解説で後の狂言がよく楽しめたとのこと 改めて狂言を氣軽に楽しむ介助がしたいと思うてござる
呟】秋分の日先日発表会がござった金剛能楽堂に茂山狂言会秋を観に参ってござる 今回当主千五郎師の長男竜正師の三番三披き即ち初演があり 稀曲毘沙門が数十年振りの上演でござった 春秋に開かれるこの会は趣向を凝らした演目があり見逃せぬものとなってござって 好き観るお稽古なのでござる