サーキュバス3:男性の精液を集めるのがサーキュバスの目的だから、「枕元に牛乳があると、サーキュバスはそれを精液と間違えて持ってゆく」と言われ、魔除けとして小皿一杯の牛乳を枕元に置いて眠る風習がある地方もある。襲われた人は体の自由が利かなくなる=金縛りにあった、と推測されている。
ユリ:キリスト教の宗教画では「ユリ」の花が良く登場する。清楚と気品を象徴するとして『受胎告知』などの絵画に描かれている。清楚なマリアの処女懐胎を象徴しているものか。この場合の「処女」は「未婚の若い十代の娘」という意味でマリアは当時まだ正式に結婚していなかったことを指している。
神との子:ギリシャ神話、インドの叙事詩『マハーバーラタ』及び日本神話には神と人間との間の子について書かれている。半神半人として、神と違って寿命があり、人と同じように殺されることのある反面、非常に長命で若い姿のまま生き続けたり、神のような特殊な能力を持つケースもある。
インキュバス2:狙った相手の下へは蝙蝠に化けて飛来する点は『ドラキュラ』に取り入れられている。悪魔自体は人間を妊娠させる能力がないため、サーキュバスが男性から集めてきた精液をインキュバスが使って女性を妊娠させると考えられている。インキュバスとサーキュバスは同一との説もある。
インキュバス:淫魔、夢魔。古代ローマ神話とキリスト教の悪魔の一つ。相手の下へは蝙蝠に化けて飛来し、夢の中では相手の理想の男性像で現れるため、拒むことは難しく、交わることになる。悪魔自体は人間を妊娠させる能力がないとされ、集めてきた精液を注ぎ込んで妊娠させると考えられている。
イエスの父:神とイエスと精霊が一体であるという三位一体が成り立つにはマリアの夫・ヨゼフがイエスの父ではなく養父とされます。マリアが身籠った時、婚約中ではあったが、まだ結婚していなかったヨゼフは離縁しようと考えたと伝わっています。神父に説得され、一応結婚したそうです。
サーキュバス:サキュバス、夢魔(インキュバス)の女性版。語源は「愛人」か。狙った男性を夢の中で誘惑し、相手がそれに屈すると人体の限界を超えた快楽を与え、命を奪うことも。インキュバスのために男性を誘惑して、その精液を集めているとの説も。男性の夢精はサキュバスの仕業とされていた。
サーキュバス2:ラテン語スクバレ(性交時に「下に寝る者」の意)が語源との説あり。英語のサーキュバスはラテン語スクバをインキュバスに倣って変形したもの。悪魔は人間を妊娠させる能力のないため、サーキュバスが男性から精液を集め、その精液をインキュバスが使って女性を妊娠させるらしい。