サーキュバス3:男性の精液を集めるのがサーキュバスの目的だから、「枕元に牛乳があると、サーキュバスはそれを精液と間違えて持ってゆく」と言われ、魔除けとして小皿一杯の牛乳を枕元に置いて眠る風習がある地方もある。襲われた人は体の自由が利かなくなる=金縛りにあった、と推測されている。
インキュバス2:狙った相手の下へは蝙蝠に化けて飛来する点は『ドラキュラ』に取り入れられている。悪魔自体は人間を妊娠させる能力がないため、サーキュバスが男性から集めてきた精液をインキュバスが使って女性を妊娠させると考えられている。インキュバスとサーキュバスは同一との説もある。
サーキュバス:サキュバス、夢魔(インキュバス)の女性版。語源は「愛人」か。狙った男性を夢の中で誘惑し、相手がそれに屈すると人体の限界を超えた快楽を与え、命を奪うことも。インキュバスのために男性を誘惑して、その精液を集めているとの説も。男性の夢精はサキュバスの仕業とされていた。
神との子2:ギリシャ神話では、奔放な神の話が幾つもある。特にゼウスが妻ヘラ以外の女性との間に子を複数もうけたことが語られている。娘は女神アテナ、知恵の神。息子はアポロン、陽光や音楽の守り神。アポロンの双子はアルテミス、狩りの神。
サーキュバス2:ラテン語スクバレ(性交時に「下に寝る者」の意)が語源との説あり。英語のサーキュバスはラテン語スクバをインキュバスに倣って変形したもの。悪魔は人間を妊娠させる能力のないため、サーキュバスが男性から精液を集め、その精液をインキュバスが使って女性を妊娠させるらしい。