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森重晴雄さんは、東電公開の技術情報と自身の専門知識を基に、大部分の判断根拠は、手計算であり、しかも、設計時安全係数や最終的な工学的安全余裕度を無視し、さらに、有限要素法による三次元計算コードを採用したコンピュータシミュレーションによる詳細計算(構造解析や耐震解析)をしておらず、コンクリート構造物や鉄構造物の設計許容値や破壊限界値を無視した主張をしており、保守的評価のみで、影響を著しく過大評価、不確実性大

私の記事に対し、『差し迫る、 福島原発1号機の倒壊と日本滅亡』 ( せせらぎ出版、2023年)の著者の森重晴雄さん(元三菱重工業エンジニア)からコメントがありましたが、私は、ご指摘の1F-1のコンクリートペデスタルの鉄筋の切断有無については、言及しておらず、言及していないから問題の把握をしていないことにはならず、していないと解釈するのは、森重さんの立場と考え方であり、私は、文献調査と現地調査、さらに、自身の解析と東電の解析と経産省の解析を基に評価、私を甘く見ないでください

原発耐震解析・耐震補強論 建設時の基準地震動を引き上げた場合、それ相応の耐震解析に基ずく耐震補強を実施しなければならず、一基当たり、耐震解析・耐震補強解析に50億円、工事(材料費・工事費)に450億円くらいかかり、基準地震動を上げることは、大変な解析と工事が、必要

Trovatoreさんの質問「志賀原発1号機の基準地震動600ガルは解放基盤表面での地震動だそうですが、解放基盤表面から地下2階の床面までの地震動の伝達を計算し、それを地下2階床面に入力して建屋全体の揺れを計算したうえで耐震性を評価するという手順なのか。北陸電力広報担当者の発言の意図はそのようなものか、それとも建屋全体が600ガル以下で揺れているという意図だったのか」への回答 世の中の素人は、専門が耐震解析でない研究者・エンジニアでも、地震加速度の三次元的空間分布や実際の耐震解析・耐震補強の知識は、ない

10か月前

原発の基準地震動と基準津波高、具体的には、浜岡原発と東海第二原発の基準地震動と基準津波高を対象に、世の中に知られていないことについて、静岡県防災・原子力学術会議原子力分科会委員としての知識と経験を基に考察、浜岡原発のB2床面の基準地震動は、1200 gal.、東海第二原発は、地中減衰が大きく、解放基準面1009 gal.の約半分の468 gal.、原発の耐震評価では、原子炉建屋一階上がると地震動が20 %増、四階で二倍、屋上で四倍の地震動