中国の天安門事件から三十五年も経つ 祖父を送った帰り道 新幹線の表示板、ニュースが流れていた あの時はまだ祖父は生きていた 孤独に包まれ 生きていた あれが最期の生きている祖父の姿 あれから三十五年も過ぎたのか 父も母もいなくなり みんな彼の世に還って行く
旅路終え 御霊となりて 天へ行く 祖父の生き様 牙竜の如し (祖父へ捧げる) ~祖父の描いた「龍」の絵とともに~