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居ずまいと佇まい

大江健三郎『洪水はわが魂に及び』 核時代の人類が根源的に抱えている恐怖や不安を”胸の高さにある魂まで浸してしまう洪水”に喩えつつ、核シェルターに住む主人公の親子や「自由航海団」といった若者の団体の行く末を描いていく。薄氷を踏むような時代が戻ってきた現在に読みたい一作。

髙山 花子『鳥の歌、テクストの森』

2年前