なにかが清潔すぎる雨の朝 コーヒーの香の圏に入りゆく 杉﨑恒夫 紫陽花のインクといえば、思い出すのがこの短歌。すばらしいと思いませんか?何度も書き写したので、紫陽花いろの文字で私の中に刻まれています。 雨の朝とコーヒーと紫陽花。幸福な六月の記憶です。
あたたかいパンをゆたかに売る街は 幸せの街と一目で分かる 杉﨑恒夫「パン屋のパンセ」 パン屋さんで必ず思い出す短歌。 思い出すたびに幸せ。