自由を推奨する新自由主義社会と自由を奪われるが事が幸福につながるとする松居和さんの語る日本の子育て文化。両者は相いれないもの同士と言える 健全な子育てを行う社会に至るためには新自由主義と対立するしかない 子どものために社会に立ち向かうという認識を共有できないものだろうか
自惚れでもいいから自分を信用するべきなのか? 依存でもいいから他人を信用するべきなのか? 間違えないようにしようと思っても前へ進めない場合は間違いを起こしてでも前に進むしかないのだろうか? 都合よく最も良い選択肢があるとは限らないし、立ち止まっているよりはましなのだろうか?
松居和さんの訴えたいことは幼児の気持ちを軽視して経済活動優先のために、母子分離政策を進めている政府への抵抗の意見だと思われる 政治活動と言えるかと思う まだ、あまりに世の中には浸透していないが故か取り上げる人も少ないけれど、内容の大切さと共感領域はとても広い内容だと思う
偽善欺瞞ごまかし。克服できない劣等感。自己の努力ではどうしても限界があり、単なるごまかしで終わっている場合も結構多いと思う 自分も他人も信用できなくなったら人はどうしたらいい? 効率が最優先の社会は人の信頼関係も仲間意識も破壊しつくしてしまったのではないか? 恐ろしいと思わないか
新自由主義から抜け出したいと国民も思い続けてきた その一方で新自由主義から脱却すればもっと悪いことが起きる不安がってもいた 政府の発言と態度の矛盾は国民の意見と態度の矛盾を表しているのかもしれない 日本の衰退は政府や官僚だけが原因でなく、国民の大半が矛盾しているからだといえる
2021年に新自由主義的な政策からの転換の兆しを岸田首相は見せていた 財政単年度主義䛾弊害是正 令和版所得倍増 分配施策も述べられ、変化に期待が集まっていた けれど、今の岸田総理はすっかり新自由主義的な政策に逆戻りしている 彼が嘘つきなのか?それとも見えにくい問題があるのか?
格差を広げる新自由主義は変えなくてはならないもの けれど、今までも多くの人が転換しようと試みたがいずれも失敗に終わっているのは当人たちの力や根気以上に何かしらの力が働いていることも考えられる 故に簡単な話として認識するのは危険だと思う 保守になろうとする人が一番危ういのだ