発心とは出家して仏門の道に入ることを言うが、広義では何かをやってみようと思うこと。仏道修行の過程を描いた「十牛図」の一番最初の過程が「尋牛」。本当の自分を探す旅に出かけようと思うこと。利休百首の一番最初の歌にも志を立てるその心があれば、自身の中にすでに師匠がいると教えてくれる。