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夜のだれかの岸辺

5か月前

木村紅美『夜のだれかの岸辺』を読む 。自分探しもままならない19歳の「私」が89歳の老女と添い寝する仕事をつうじて、それぞれの孤独と罪深さ、痛みと哀れみを感じる。社会の縮図を描いているといえなくもない。共感できなくても、作中人物がもう少し魅力的であれば異なる彩りになっただろう。