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【五感と味育】 五感のうち安全確認的要素を担っているが、嗅覚、聴覚、視覚の3つ のこる2つ(味覚、触覚)は、好みを決めるらしい。

【開催レポート】宮川式味育学-食育の原点は味覚とたのしさからはじまる-【総論】

【セルフ官能検査】 とは、例えば・・・ 1決められた時間に同じ硬度の水を飲む → 日々の体調変化や下の感じ方の違いが判る 2鼻をつまんで食べてみる → 味だけに特化した感じ方を実感する 3出汁の素材を変えたみそ汁を作ってみる → 旨味の違いを知る

【おいしさの構造】 おいしさのゴールデンルールとは「甘酸っぱい」や「旨辛」などを指す。 骨格となる味:旨味、甘味 つなぎの味:塩味、雑味 方向性を決める味:酸味、苦味、辛味 キレ:味がどれほど短時間で消えるか コク:味がどれほど長時間残るか キレとコクの両立は2つの味があれば可能

【年齢別味育】 子どもに対しては強制することなく味をはぐくむことが大切 未就学児、1日1回は一緒に食べよう。できるだけ多くの味、食材に触れさせよう。特に野菜と果物。 小学生、食材や料理の組み合わせを意識させる。 中高生、食欲に着目してみる。家族以外の人との食事の機会を設ける。

【味】 甘味:糖質エネルギー 塩味:ナトリウムイオンをはじめ金属系陽イオン 酸味:酢酸、塩酸、クエン酸など水素イオン 苦味:カフェインなどアルカロイド系物質 旨味:アミノ酸、ヌクレオチド類の供給 辛味:カプサイシン 渋味:タンニン

【咀嚼・嚥下問題】 食べることは生きることと直結する。 食事のうえで必要な能力であるが、食べ物を噛んで飲み込むことを咀嚼・嚥下という。年齢とともに衰えてくるので、その問題を咀嚼嚥下問題と呼んでいる。

【味の種類】 渋味:舌の収縮 辛味:痛覚や温感として感じている 風味:コク(広がり・深み)や香りなど 食味:テクスチャー(食感)、温度、色光沢、音 その他:食事環境

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【味育の背景】 核家族化が進んでいること、両親の共働きが進んでいることから、ともに食事をする機会が損なわれて、食に関する知識や知恵の伝承が減ってきている。現代社会において、理論だけでなく実践を伴う方法論が必要とされておりそれが味育という考え方になっている。

【おいしいの構成】 食感(テクスチャー)もおいしさの構成要素。味→風味→食味→その他の要因と分けるとしたら、食味に分類される。 例えば うどんにはコシ パスタにはアルデンテ(歯ごたえの残る固さ)

【味育】 味を意識して、その時の環境や五感を通じて、脳に記憶して、体験として記録していくといい。 聴覚、視覚、嗅覚、触覚、味覚の感覚で覚える。

【味育】栄養と味覚 おいしいは味に限らない。香り、食感、温度、色など複数の要素が組み合って成り立つ。 好みに個人差があるけど、理論に基づき、味付けの仕方や組み立てを学ぶことが味育の基本。 栄養で体をつくるだけでなく、味覚は感性を刺激し、心を満たす。 栄養と味覚のバランスを大切に。

【味育】 五味は味の基本。組み合わせによって味は無限に作り出せる。 すでに言葉になっているものでいえば・・・ 甘味×酸味 → 甘酸っぱい 旨味×辛味(五味に含まれない) → 甘辛い 旨味×塩味 → いい塩梅

【味育(みいく)】 おいしさというのは、生まれ持った本能的なおいしさだけでなく、生まれてからの経験によって獲得していく味をも総動員して得られる味わいといえる。 五味のうち、本能的に持っているものは、甘味、塩味、旨味の3つ。あとの酸味、苦味は経験から手に入れるもの。