人気の記事一覧

見上げればただただ青き秋の空

1か月前

俳句習作(10/12〜18)

1か月前

少年に還る裏山草いきれ

3か月前

氷山や頂掬う夏祭り

製品は無事か肩濡らす夏雨霏霏

湯の底の影揺らめいて春の宿

7か月前

親燕 かいがいしきに 母重ね

6か月前

やわやわと山笑いをる風のどか

7か月前

もつ鍋と冷酒と独りゐる博多

沈む麺探る箸先油照

小正月 背に隙間風 肩うずき

集う半ズボン作戦会議の日

風を漕ぐぶらんこを漕ぐ子の瞳

世界一わかりやすい!字余りのキメ方

3か月前

氷華の夢 銀世界彩る 謎深し

俳句 朝勤や

花が舞う 桜の宇宙 地に土筆

呼び名決めほころぶ君は杏のごと

取り込みて洗濯物と亀虫と

婚姻届筆致逞しき初夏

冷房の「冷」が届かぬ朝ラッシュ

チャイム後や生徒らの汗跳ねる朝

迎え梅雨行列よける娘らの足

鬼灯(ほおずき)や 朱色になりて 取る娘

『雪とともに…』〜三十一音に想いを寄せて〜

9か月前

南風とまりそして花弁のひらと落つ

4か月前

今日から始める俳句の作り方とコツ

知らぬ間に かりがね寒き 寮の窓

梶の葉へ 和歌を書きたり 月を見る

面接し 火照る頭で 寝待ち月

ベロベロ俳句

芍薬の 根を労わりて 土をかけ

ふるさとが最上の町戻り鷸

雪しまき この世の白さ 舞う光

悶々と 白玉星の 花を見て

薄曇り 秋蒔き大根 栃の花

寒空の 真夜中の月 傘かかり

母持たす新茶飲み干しよーいドン

稲と蘆 山の黒影 虫送り

高き夢 星の貸物 縫て織り

邯鄲(かんたん)へ 始皇帝の地 水写し

萱刈る(かやかるる) 地に残りては 枯れ色に

山椒の 丸き実を煮る 底冷えに

森抜けて ガードレールに 田村草

鶉合(うずらのす) 地のくぼみから 口広げ