1814年、フランス皇帝ナポレオン・ボナパルト率いる帝国軍は対仏連合国軍に包囲され、同年3月31日に首都パリ陥落。失脚しエルバ島に追放された。 1815年2月26日に島を出た彼は、皇帝に返り咲くもワーテルローで敗戦。1821年、幽閉先のセント・ヘレナ島にて51年の生涯を終えた。
ピンポイント読書感想。今西祐行「ヒロシマの歌ほか」(講談社文庫)に入っている「聖(サンタ)エレーナの島」。ナポレオンが島流しにされたセントヘレナ島だがその話ではない。ローペスというポルトガルの水夫の物語。子供にも読みやすく、大変さらっと書いてあるが、切実で寂しく感じた楽園の物語。