192.1998年6月パリで、ルノアールの絵画を鑑賞した。Musée de l'OrangerieのLe Vaseという絵で、花を生けた花瓶の小品だった。床に脚立で剥き出しに置いてあった。その絵は生きている花より、生命力を放射していた。エネルギーの塊で、ルノアールの霊力を感じた。
193.1998年6月パリで、モネの睡蓮を鑑賞した。円形の展示室があって、360度の帯状のパノラマで、モネの睡蓮の四季が楽しめる。たまたま入った時一人で、独占して観る事ができた。ガラスカバーはなく、手で直接触れられる距離にあった。西洋の油絵というよりは、東洋の水墨画のようだった。