Akippo

40年間半導体製造プロセスに関するエンジニアを経験し、生産改善及び製造のデータ活用を推進した経験が有ります。一方、料理が趣味で、古墳時代が好きで、絵画、地球科学や野菜つくりに興味を持っておりまして、これらの情報を発信させていただきます。何分素人なので、お手柔らかにお願いします。

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40年間半導体製造プロセスに関するエンジニアを経験し、生産改善及び製造のデータ活用を推進した経験が有ります。一方、料理が趣味で、古墳時代が好きで、絵画、地球科学や野菜つくりに興味を持っておりまして、これらの情報を発信させていただきます。何分素人なので、お手柔らかにお願いします。

マガジン

  • 半導体製造

    半導体の製造に関して、デバイス設計、プロセス技術、製造技術に関して、概要と現状及び課題に関して、当事者でない方に理解していただけるようにまとめています。半導体業界において日本の強みである半導体製造装置及び材料に関しても記載しております。

  • 私的歴史考察

    残された歴史資料に触れることにより、改めて感じる思いと資料を参照して個人的な考えをまとめています。あくまでも、個人的な見解を述べさせて頂いております。皆様のご興味にちょっとでも引っかかれば幸いです。

  • ボランティア活動

    地区社会福祉協議会の傘下で、ボランティア活動に参加しています。その様子を報告させて頂いています。ボランティア活動に係わっている方、ご興味のある方のご参照を期待しています。

  • サイエンス

    科学的に興味を抱いた項目に関し調査した結果をまとめ、少々のデータを用い、課題と将来の展望に関して考察し、若干の意見を散りばめた形で、ご提供させて頂きます。生活のご参考になれば幸いです。

  • 製造現場の改善活動

    自動化・オンライン化の極めて進んだ製造現場で経験してきた改善活動を振り返り、得られた知見、手法に関してご説明させていただきます。製造現場で苦労しておられる皆様に少しでもご参考になればと考えております。

最近の記事

NVIDIA業績報告@2024年11月 から

 2024年11月20日に発表されたNVIDIAの2025年度3Qの決算ですが、業績は引き続き好調であることは間違いなく、四半期の売り上げは、7四半期連続で記録を更新し続けており過去最高の351億ドルで、前の第2四半期から17%増、前年同期から94%増を記録しました。下のグラフに示すように、この売り上げは、前期伸長率でここ一年常に15%以上はキープしており、営業利益率も55%を維持しています。この様に好調を維持しているにもかかわらず株式市場の評価は厳しく、下落傾向になっていま

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    • 埴輪バラエティ

       埴輪への人気が高まって来ている中、注目が集まっている東京国立博物館の「HANIWA特別展」(10月16日から12月8日)と市原歴史博物館の「旅するはにわ展」(10月12日から12月15日)を中心に、私が興味を持った埴輪に関して触れてみたいと思います。  尚、「HANIWA特別展」は、九州国立博物館で2025年1月21日から5月11日に移動開催の予定です。また、この展覧会の目玉である「挂甲の武人」に関しては、別の記事で触れさせて頂いていますので、ご興味ありましたらご覧くださ

      • 東京エレクトロン 2024年2Q業績動向

         当初2025年3月期に関しては、生成AI(人工知能)向けを中心に半導体製造装置の販売が回復するという期待から、売上高は20%増の2兆2,000億円、営業利益は28%増の5,820億円を目標にしていました。2024年1Qの業績報告からは、4~6月の1Qの売り上げが、5551億円を記録し、営業利益率も29.9%を達成しており、前期より大きな改善傾向を示していました。通期の見込みも2兆3,000億円、営業利益も6,270億円を見込むとしており、何れも史上最高を記録した2023年を

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        • 「挂甲の武人」6兄弟登場        国立博物館特別展HANIWAより

           先日、東京国立博物館の特別展「HANIWA」に行ってきました。何時もは一堂に見ることの出来ない特徴のある埴輪が、全国から集合していました。展示埴輪は、どれも興味深く、目をみはるばかりでしたが、やはり今回の主役である「珪甲の武人」に関して触れさせて頂きます。  「挂甲の武人」の埴輪は、古墳時代の武人を模ったもので、像の高さは130㎝程度、幅が40㎝位の小学校の低学年生位もある全身像です。頭部に頬当(ほおあて)の付いた冑(かぶと)をかぶり、胴には小札(こざね:小さな鉄の板)を組

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        • 半導体製造
          19本
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        記事

          マネジメント実践 20年の経験から

          はじめに 半導体の製造現場を統括する技術部門において、経験的に習得したマネジメント手法に関して説明させて頂きたいと思います。私自身、マネジメントは、数年前にリタイヤしていますが、課長昇進後、20年程度の期間で実践して来た生産技術及び技術統括部門での実践マネジメント手法に関して、具体的にご説明申し上げます。ご興味頂けた方々の参考になればと思っています。尚、マネジメント概論として「マネジメントの経験的手引き」として下記を公開しています。ご参照頂けましたら、ご理解が進むのではないか

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          マネジメント実践 20年の経験から

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          ルネサスエレクトロニクス 2024年3Qも業績低迷

           2024年3Qの業績状況が、10月31日に報告されました。内容は、非常に課題が残るものでした。2Qに続き売り上げが下がり、それに伴い、実質その収益力も低下していることは、事業運営に疑問を持たざるを得ません。

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          ルネサスエレクトロニクス 2024年3Qも業績低迷

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          ボランティア参加 中学校の福祉教育

           中学校での福祉教育にボランティアとして参加しました。具体的には、車椅子の扱い方法と介護支援のやり方のプログラムと高齢者の身体的な制約状態の体験プログラムです。  福祉教育は、生徒に社会の中での役割や責任を理解してもらい、他者への思いやりや協力の精神を育てることを目的としているそうです。その為に、地域の福祉施設、高齢者施設への訪問やボランティア活動が教育の一環として行なわれているそうですが、今回参加させて頂いたのは、学校での実際のワークショップと言う形で、授業の一部として組み

          ボランティア参加 中学校の福祉教育

          おやじも注目「ワンダフルプリキュア」 中間感想

           今年2024年2月に始まったワンダフルプリキュアに関して、下記の様に、感想を述べさせて頂いています。  そのワンダフルプリキュアも放映開始から8ケ月が経過して、話の内容も大きく展開して来ています。プリキュア4人(内、2人は犬と猫の変身体であるのですが、あえて人として数えます。)が、相対するアニマルたちの変体形態であるガルガルの元締めが登場して来ています。  即ち、相対するアニマルたちの変体形態であるガルガルを作っているのが「ガオウ」という、オオカミたちのリーダーであるこ

          おやじも注目「ワンダフルプリキュア」 中間感想

          ボランティア 子供とふれあい

           ボランティア活動には、児童クラブのイベント支援や小学校の福祉教育への参加がありました。特に、児童クラブのイベントは、夏休みの期間に開催されるため、この夏から秋にかけて参加の機会を得ることが出来ました。福祉教育は、学校運営が落ち着いてきて、運動会等の大きなイベントが終わった秋に持たれる様です。  児童クラブのイベント、福祉教育も小学校の4年生以下が対象で、当方は、緊張しながらの参加ですが、これら活動の参加は、私の参加ボランティア団体でも長年の経験がある様で、先輩のやり方を拝見

          ボランティア 子供とふれあい

          相模原台地の縄文遺跡        ー縄文遺跡はあるが古墳が少ない?ー

           相模川の西岸に広がる相模原台地には、幾つかの縄文時代遺跡が発見されており、相当多数の縄文人が生活していたことが分かっています。一方、今回議論する相模川の西岸では、知られている古墳の存在は少なく、特にヤマト朝廷との関連が強いと思われる前方後円墳の発見事例は無い様です。縄文時代には多くの人が生活をされていたにも拘らず、その後の痕跡が少ない点が、誠に不思議であります。  さて、相模原台地は、富士山北の山中湖を源流として山麓付近から流れて来た相模川が平地に流れ出る付近から形成され

          相模原台地の縄文遺跡        ー縄文遺跡はあるが古墳が少ない?ー

          木更津 馬来田国造の作った古墳群     祇園・長須賀古墳群

           日本で唯一純金製の鈴5個が出土した金鈴塚のある木更津の名前の起源には、ヤマトタケル伝説が深く関わっていると言われています。いくつかの説がある様ですが、最も有名なのが、ヤマトタケル伝説に基づくものです。ヤマトタケルが東征の途中で、相模からこの地に立ち向かった際に、東京湾で大きな嵐に遭遇し、彼の后である弟橘媛(おとたちばなひめ)が、この嵐の源である海神の怒りを鎮めるために自ら海に身を投じたと伝えられています。その際に、ヤマトタケルは、彼女の死を悲しみ、この地を去ることができなか

          木更津 馬来田国造の作った古墳群     祇園・長須賀古墳群

          能登半島地震 発生地震データ分析の第二報@9月23日

           2024年元旦で大地震により大きな打撃を受けた能登半島ですが、9月21~22日の豪雨で、更に、甚大な被害が発生してしまいました。大雨の影響は、地震の影響が残る中、復旧にまだまだ時間を要すると思いますが、地震の発生状況をお知らせしようと、能登半島地震の第二報と言う形でまとめて見ました。  地震に加え豪雨も見舞われ命を奪われた犠牲者の皆様のご冥福を祈るとともに、被害を受けた方への早期の支援が行き届くことをお祈り申し上げます。  今回、能登半島地震の状況を解析するために9月2

          能登半島地震 発生地震データ分析の第二報@9月23日

          レポート『日刊工業新聞社主催Japan Robot Week 2024の講演会 : AI × Robotics で変わるロボット開発』

           ロボットとAIの組み合わせで、技術進展が目覚ましいと感じたことから、投稿させていただきます。この分野でも、最終的にはNVIDIAの搭乗となります。加えて、この分野での日本の立ち遅れが、非常に危惧されました。 内容は、日刊工業新聞社 『Japan Robot Week』で開催された講演「AI × Robotics で変わるロボット開発」で、​株式会社FaBo(会津若松市:https://www.fabo.io/)の社長 佐々木氏のお話をうけてのレポートとなります。 同社では、

          レポート『日刊工業新聞社主催Japan Robot Week 2024の講演会 : AI × Robotics で変わるロボット開発』

          金鈴塚4 金銅製冠+装飾履

          ・金製の鈴が五つ出土した金鈴塚古墳 ・19振りの装飾大刀が出土した金鈴塚 ・4セットの装飾馬具が出土した金鈴塚  5つの金製の鈴、19振りの装飾大刀、4セットの装飾馬具と煌びやかな出土品に加え、金色に彩られた金銅製の冠飾りと履物が出土しております。金鈴塚から出土しているのは、実は、金銅透彫金具であり、以下のようなものです。

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          金鈴塚4 金銅製冠+装飾履

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          金鈴塚古墳3 馬具と馬来田皇女

          〇 五つの金の鈴が出土した金鈴塚 〇 19振りの装飾大刀が出土した金鈴塚  この金鈴塚古墳からは、金銅製の馬具も複数出土しています。  馬はもともと日本列島に生息していなかったとされています。朝鮮半島との交流の中で、半島から連れて来られたということです。この時、馬具も同時に朝鮮半島からもたらされ、当時、馬自体が少数であり、所有者は高い身分の首長に限られていたであろうことから、権威の象徴であり、その馬具も鉄板に金銅板を重ねて作られた装飾性の高いものであった様です。その馬具

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          金鈴塚古墳3 馬具と馬来田皇女

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          金鈴塚古墳2 装飾大刀

           全国でも、唯一、金製の鈴が五つ出土した金鈴塚古墳(下記参照)ですが、  この古墳からは、加えて、合計で19振りの装飾大刀が出土しており、1つの古墳から出土した装飾大刀の数としては全国最多となっております。また、この19振りの装飾大刀は、その多様なデザインと数の多さから、相当に有力豪族の権威や文化を示すことと理解できます。  この装飾大刀は、古墳時代後期(6世紀~7世紀:即ち、金鈴塚古墳の造営時期)に製作された直刀で、金・銀・金銅などの金属装飾が施されています。  装飾大刀

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          金鈴塚古墳2 装飾大刀

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