きわめて残酷な現実だが、我々は常に孤独である。個々が抱える懊悩は、決して他の誰にも肩代わりできない。心身の傷が深く、悲哀が濃いからこそ、時には素顔を隠す“仮面”も必要だ。 であれば、どうせ憧れるなら悪党の『ジョーカー』ではなく、ヒーローの『仮面ライダー』の方が何億倍もマシである。