Super Human | 理学療法士/保健学博士 Ph.D.

臨床研究,野球,バイオメカが大好き。認定&専門PT(運動器)/高校野球部トレーナー/論文執筆15本以上(IF:16.3)。リハ医学全般について,毎日全力で英文抄読🌱フォローすると最新のエビデンスが毎日届きます📕✨ 🔗https://linktr.ee/yoichi_kaizu

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マガジン

  • アリ:ARI

    • 1,606本

    【コンセプト】 リハビリテーションに関係する職種の人に質の高い論文情報をお届けする 【由来】 1. Art of Rehabilitation in Internationalの略語 2. 国際的なリハビリテーションの芸術(art):芸術とは、現在の既知を少し打ち砕いて前進させようとする営み。臨床研究とは、その意味で芸術である。その国際的なリハビリテーションの芸術を見つけ、紹介する。 3. 蟻(ant):僕たちの一歩は小さいかもしれない。けれども、徹底的に働き抜く、働き蟻のように。

  • 僕らの臨床研究の年輪

    • 44本

    臨床研究に大切な思考、方法を解説していきます。

  • LCT -ロジクリ思考-

    LCTとは、Logical Clinical Thinkingの略称である。 『ロジクリ思考』と呼ぶ。 このマガジンでは、論理的思考のフレームワーク(Logical)と、臨床思考(Clinical)とを、どのように考えて融合させるか(Thinking)を究明していく。 「なんとなく臨床をやっている気がする」 「何をどう考えて、臨床に向かえばいいか分からない」 「もっと患者をみろ、という意味がわからない」 そんな人に、是非見ていただきたい。 具体的にこのマガジンでは、以下のことをやる。 ・『LCTツール』リストの作成 ・リハビリで重要となる『原理原則』リストの作成 ・各疾患、症状に対するLCTツール & 原理原則を応用した実践例の提示 やりたいことは『臨床思考過程というBlackboxの見える化』である。 これが叶えば、個人の生長、集団の生長(標準化)に大きく貢献できるはずだ。

  • おれのK2P -習慣化の科学と実践-

    K2Pとは、「Knowledge to Action(知識を実践に)」の略称です。 おれのK2Pでは、以下のことをやります。 - 知り得た意義のある知識の実践化プロセスの共有 - 実践化のために利用可能な仕掛けをエビデンスとともに保存(K2Pのからくり) - 実践化のための仕掛けを1つ1つ増やし、チェックリストを作成していく(K2Pのからくり箱) 習慣化と、その実践に関わる問題。 これは、僕だけの問題ではないはず。 誰しも、習慣化ができない自分を、認められずにいるのではないでしょうか? 僕にも役立つし、このマガジンを読んだ人にも役立つ、そんなマガジンになれば最高です。

最近の記事

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自己紹介 | I'm SuperHuman

僕たち一人一人は、不足している。 誰もが、いびつな存在だ。 だからこそ、補い合うことができる。 このnoteでは自己開示することで、僕という人間の凸凹を伝えたい。 そうすることによって、より多くの人を知ったり、知られたりする可能性が高まると思ったからだ。 是非、皆さんに知っていただきたいし、これを綴る中で、僕自身のことを僕が発見できるかもしれないと期待している。 (1) プロフィール・自己開示■ プロフィール ・30代;群馬在住 ・総合病院の理学療法士を10年以上経験 ・保

    • 膝蓋骨関節面の形状。性差、膝OAによる影響

      📖 文献情報 と 抄録和訳健康な集団と変形性関節症の集団における膝蓋骨の関節面の形状における性差 [背景・目的] 目的膝蓋大腿関節症(OA)は、男性よりも女性に多く見られる可能性がある。その理由は完全には解明されていないが、膝蓋骨の形態における性差がこの現象を説明できるかもしれない。我々は、健康な集団と膝蓋大腿関節症の集団における、男性と女性における膝蓋骨の形態の違いを定量化した。 [方法] デザイン健康な膝97例(女性50例、男性47例)と変形性膝関節症の膝67例(女性

      • 理学療法士 v.s 臨床予測モデルの予後予測

        📖 文献情報 と 抄録和訳脳卒中後の自立歩行に関する理学療法士の予測の正確性 [背景・目的] 脳卒中リハビリテーションの研究および臨床現場における予測ツールの利用は増加しているが、これらの予測ツールが臨床家の予測を上回るかどうかは明らかになっていない。目的:本研究は、理学療法士による自立歩行の予測と、Time to Walking Independently after STroke(脳卒中後の自立歩行までの時間:TWIST)予測ツールを比較することを目的とした。 [方

        • 変形性足関節症のコアアウトカムセット

          📖 文献情報 と 抄録和訳変形性足関節症のためのコアドメインセットの開発:国際的なコンセンサス [背景・目的] 変形性足関節症(足OA)に関する国際的に合意されたコアドメインセットを開発すること。 [方法] 3段階のデルファイ法プロセスにおいて、足OAの専門知識を有する多分野の医療専門家グループと足OA患者がオンラインアンケートに回答した。アンケートでは、足OA研究の系統的レビューと足OA患者および医療専門家へのインタビューから得られた29の候補ドメインのリストが提案さ

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        マガジン

        • アリ:ARI
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        • 僕らの臨床研究の年輪
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          10本
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          21本

        記事

          脳老化の5つの脳萎縮パターン

          📖 文献情報 と 抄録和訳49,482人の個人からなる大規模かつ多様なコホートにおける脳の老化パターン [背景・目的] 脳の老化プロセスは、加齢に関連する、またしばしば共存する疾患だけでなく、さまざまな生活習慣、環境、遺伝的要因の影響を受ける。 磁気共鳴画像法と人工知能の手法は、老化に伴う神経解剖学的変化の理解に役立っている。 大規模で多様な集団を対象とした研究により、異なるが重複する病理学的および生物学的要因に起因する包括的かつ代表的な脳の変化パターンを特定することが可

          脳老化の5つの脳萎縮パターン

          向精神薬は転倒リスクを高める

          📖 文献情報 と 抄録和訳高齢者向け居住型介護施設における転倒リスクを高める薬剤の使用と効果に関する縦断的研究 [背景・目的] 転倒リスクを高める薬(Fall-risk-increasing drugs, FRID)である向精神薬および心血管疾患(CVD)治療薬は、転倒のリスクを高める可能性があり、向精神薬のFRIDでは強い証拠が観察されているが、心血管疾患(CVD)治療薬のFRIDでは結論に至らない。FRIDと転倒に関する既存の研究は、しばしば方法論的な限界により妨げら

          向精神薬は転倒リスクを高める

          「オーラルフレイル」のコンセンサスステートメント

          📖 文献情報 と 抄録和訳日本老年医学会、日本老年歯科医学会、日本サルコペニア・フレイル学会による「オーラルフレイル」に関するコンセンサスステートメント [コンセンサス概要] 本コンセンサスステートメントでは、オーラルフレイルの概念と定義、新しい評価ツール(OF-5)、および医療従事者と一般市民向けの概念図を紹介している。これらのツールは、一般市民の意識を高め、医療および歯科医療従事者間の連携を促進することを目的としている。 ■オーラルフレイルとは? ・オーラルフレイル

          「オーラルフレイル」のコンセンサスステートメント

          運動アドヒアランスの障壁と促進要因 (慢性腰痛者)

          📖 文献情報 と 抄録和訳非特異的慢性腰痛患者における運動アドヒアランスを妨げる要因と促進する要因:定性的エビデンスの系統的レビュー [背景・目的] 運動は慢性腰痛(chronic low back pain, CLBP)の第一選択の治療法であり、短期的には痛みの軽減と障害の改善をもたらす。しかし、運動の有益性は時間の経過とともに減少するが、その理由として長期的な運動の継続が欠如していることが考えられる。本研究の目的は、CLBP患者の認識と信念を統合し、運動アドヒアランス

          運動アドヒアランスの障壁と促進要因 (慢性腰痛者)

          歩行中の足底圧分布

          📖 文献情報 と 抄録和訳歩行時の足の形態と足部荷重の関係 [背景・目的] 足の形態と負傷リスクの関連性が認識されたことで、多くの足型判定法が開発されるようになった。本研究の目的は、年齢、性別、歩行速度を共変量として考慮しながら、歩行中の無症候性成人の足部荷重の地域的変動を、異なる足型判定法がどの程度正確に説明できるかを判断することである。 [方法] 6つの方法を用いて、92人の無症候性成人(アメリカ)を対象に足型を判定した。インソール圧力センサーシステムで、各自のペー

          日本の少年野球選手の発達パターン

          📖 文献情報 と 抄録和訳少年野球選手における運動能力と体力の発達パターン:縦断的分析 [背景・目的] この研究は、青少年期における運動能力の発達パターンを評価し、体力の変化との関連性を明らかにすることを目的とした。 [方法] テストには、3つの運動能力(すなわち、投球の球速、打撃のスイング速度、30メートル走のタイム)と、2つの体力テスト(すなわち、メディシンボール[MB]バックスローと修正スターエクスカーションバランステスト[SEBT])が含まれた。6歳から14歳ま

          日本の少年野球選手の発達パターン

          脳卒中者の入院1日→14日。身体各部位における筋萎縮

          📖 文献情報 と 抄録和訳急性虚血性脳卒中における入院中の筋肉減少の決定因子 - 脳卒中における筋肉評価研究(MASS)の結果 [背景・目的] および目的脳卒中の慢性期には、麻痺した骨格筋と麻痺していない骨格筋の質量および組成に変化が生じる。多施設前向き観察研究であるMuscle Assessment in Stroke Study(MASS)は、入院中の急性期脳卒中患者を対象に筋損失の程度を評価し、その損失に寄与する因子を特定するために実施された。 [方法] 神経集中

          脳卒中者の入院1日→14日。身体各部位における筋萎縮

          脳出血者の予後予測。部位別-出血量のカットオフ値

          📖 文献情報 と 抄録和訳脳内出血における出血量と臨床転帰の地域別基準値 [背景・目的] 大脳内出血(intracerebral hemorrhage, ICH)に関する主要な臨床試験では、機能的転帰の改善における治療効果を実証することがほとんどできなかった。これは、ICHの転帰がその位置によって異なり、戦略的に小さなICHが衰弱を引き起こし、治療効果を混乱させる可能性があることが一因であると考えられる。我々は、ICHの転帰を予測する上で、異なるICHの位置における理想的な

          脳出血者の予後予測。部位別-出血量のカットオフ値

          パーキンソン病の進行で起こる4つの変化

          📖 文献情報 と 抄録和訳パーキンソン病におけるモチベーション:いつの間にか無関心に [レビュー概要] ここから示唆されるのは、パーキンソン病における無関心や動機づけの低下は、運動症状の出現よりも早期に発生する可能性があるという点である。したがって、パーキンソン病の診断や治療においては、運動症状だけでなく、報酬感受性の低下や動機づけの変化にも注意を払うことが重要である。 🌱 So What?:何が面白いと感じたか?進行したパーキンソン病者のリハビリテーションにおいて、感

          パーキンソン病の進行で起こる4つの変化

          妊娠中の身体活動は母から子へのギフトかもしれない

          📖 文献情報 と 抄録和訳妊娠中の運動と出生時の体重の極端な差との関連性:スコーピングレビュー [背景・目的] 出生時体重(BW)は新生児の健康状態を示すものであり、また、その後の慢性疾患発症のリスク要因でもある。出生前の身体活動(PA)がBWの極端な値に影響を与えるかどうか、また、妊娠関連疾患と診断された人々におけるPAがBWの極端な値にどのように影響を与えるかを調査することが目的であった。 [方法] デザイン:スコーピングレビューを実施した。方法5つのデータベースで

          妊娠中の身体活動は母から子へのギフトかもしれない

          高齢者における入院関連機能不全のリスク要因

          📖 文献情報 と 抄録和訳高齢患者における入院関連機能不全のリスク要因:系統的レビューとメタアナリシス [背景・目的] 背景高齢患者の予後は、入院関連機能不全(hospitalization-associated disability, HAD)によって著しく制限されており、現在、HADの管理方法として利用可能な選択肢はほとんどない。本レビューは、高齢患者におけるリスク因子管理を中心としたHAD予防プログラムの開発に役立つ信頼性の高いエビデンスを提供することを目的として、

          高齢者における入院関連機能不全のリスク要因

          大腿骨近位部骨折者の術後の移動能力の回復軌跡

          📖 文献情報 と 抄録和訳大腿骨近位部骨折後の現実世界の移動能力の回復:4件のランダム化比較試験におけるデジタル移動能力の結果の二次分析 [背景・目的] 大腿骨近位部骨折後のリハビリテーションの主な目的は、運動能力の回復である。目的:デジタル移動能力評価結果を用いて、大腿骨近位部骨折後の最初の1年間の現実の移動能力の進行を推定する。 [方法] デザイン過去に実施された4件の臨床試験のデータをプールした、探索的前向きコホート研究。対象と設定ノルウェーのトロンハイムで行われ

          大腿骨近位部骨折者の術後の移動能力の回復軌跡