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2016年3月の記事一覧
#026「リアリティのダンス」
とりあえず、ホドロフスキーを解説するつもりなんてありませんよ。輪廻転生24回目くらいで、運が良ければ同じ生物になれるかも。
自伝的映画。ということらしいのだけれど、人生ってこんなに多種多様な世界を行き来するものか。と思う。物理的にも、精神的にも。
でも、多分、世界そのものは見渡すことも定義することも出来ない代物で、その人の視界に依って幾らでも伸びたり、拡散したりして、誰もが違う色を見ていて、誰も
#024「誰よりも狙われた男」
フィリップ・シーモア・ホフマンの遺作(公開時期的には最後では無かったけれど)。劇場に観に行ったら満席で、結局DVD鑑賞になってしまった作品。
劇場で観たかった。
映画自体は私の大好きな潜入捜査もので、でもなんか、こんなにも感情が宙ぶらりんになってしまう映画も珍しい。
最後にわっと爆発する感情を、どこにもぶつけられず、終わった瞬間に、あー、フィリップはもう居ないんだ。という感情が一緒に宙ぶらりんに
#022「ドラゴンタトゥーの女」
これはまた、色々と好き過ぎて何を言うべきか分からなくなっている映画。
noteに映画のことを書き始めて分かってきたけれど、一時的に(ここ大事!)、もの凄くお互いを必要として、心が通って信頼して、仕事を成し遂げる系(結局何系?)がもの凄く好き。
映画としては、色々なことが起こりすぎて派手なんだけれど、主人公の二人が二人で真実を追っていくパートが大好き。
と言うか、ルーニー・マーラのリスベットがとに
#020「クワイエットルームにようこそ」
松尾スズキさんの作品が好きで、過去の舞台の映像や書籍などを繰り返し観たり読んだり。
どんなに恰好つけようが、偉かろうが、みんな何かしら隠して生きているなぁ。という、結構痛くて苦しいことを見せつけられて、結果ほっとしている。という様なことだと思う。
駄目でも良いんだ。という近道なメッセージではなくて、微妙なところを遠回りに掘り起こされる。これって優しさ!でもそれが残酷!みたいな。
隠しているもの