「前衛と韜晦〜花田清輝を再読する」を読む
先週、登戸で悲惨な事件があった日の夜に書いた「沈黙から生み出されることばを」と題した文章で、
ことばというのは怖い。だから、ことばよりも、沈黙が強い。いや、そうではない。沈黙も、またことばだ。
沈黙の中から生み出されるようなことばで話すことができたらよいのだ。
どうすれば、人を生かすことばを生み出してゆけるだろう。どうすれば、あらゆる人の生を肯定する音楽を、ことばで奏でられるだろう。
と書いた。その翌日の朝、朝日新聞の「折々のことば」で鷲田清一さんがこんなことばを紹介して