ありがたい応援〜犬飼愛生『stork mark』と小野十三郎賞
昨年の夏にでた犬飼愛生(『アフリカ』の大切な執筆者のひとりである)の最新詩集『stork mark』が、小野十三郎賞を受賞した。
小野十三郎は大阪の詩人で、犬飼さんも、ぼくも大阪で縁のあった(そこの学生であったことはなかったが)大阪文学学校を創設したひとりであり、初代校長だ。
ぼくは今週、ある人に大阪文学学校や小野十三郎の話をしたばかりだったので(そんな話をしたのは何年ぶりだったか)、犬飼さんから知らせがあった時には、何か不思議なものを感じた。
※朝日新聞の今日(9/21)の朝刊、東京版では29面に載ってる。
ぼくは『stork mark』に入っている一部の詩たちが書かれた頃に、最初に(『アフリカ』誌上にて)発表した際の編集者で、ほんのちょっとお手伝いしたに過ぎないが、受賞の知らせを受けて、やっぱり嬉しいし、同時にいろいろと感じることがあった。
そのことは、今日は詳しくは書かないでおこう。個人的な思い出が、その多くを占めているのだし。
それで久しぶりに大阪文学学校のウェブサイトを見たら、長谷川龍生さんの死を1ヶ月遅れで知ることになった。
ぼくは深い付き合いがあったわけではないが、いくつか印象深い(長谷川龍生さんとの)対話があり、それも思い出している。いや、たまに思い出すことなのだ。
ありがたいことばは、忘れない。それはぼくを支えてくれている。陰でずっと支えてくれるだろう。と思うと、感謝の気持ちが溢れる。
『アフリカ』最新号(29号/2019年7月号)には犬飼愛生小特集(とは書いてないけど、よく見たらそうなってる)あり。新作の詩とエッセイ、インタビュー、あと、この文章
に、エッセイにかんする話を加筆した論考(というより紹介文)もあり。
(その『アフリカ』最新号、在庫がじわじわ少なくなってきてますが、まだあります。読みたい方は、お早めに。)
昨日はその知らせを受けて、何となく明るい気持ちに包まれつつ、「オトナのための文章教室」をいつものようにやった。その話は、また。
(つづく)
日常を旅する謎の雑誌『アフリカ』最新号は、継続してジワ、ジワと販売中。ご連絡いただければ郵送で直接、びよーんとお届けすることもできますので、遠慮なくどうぞ。「どんな雑誌なの?」ということにかんしては…
をご覧ください。
「道草の家・ことのは山房」のトップ・ページに置いてある"日めくりカレンダー"は、1日めくって、9月21日。今日は、「自由な発想」の話。
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