腰コルセットは使い方によって腰痛予防にも使える!おすすめの種類と正しい付け方をご紹介
腰痛持ちの方もそうでない方も、コルセットは一家に一つ用意しておきましょう。
なぜなら重たいものを持つときや、調子が悪くなりそうなときに事前に付けることで負担を最小限にして予防ができるからです。
腰は症状を比較的我慢できてしまう部位ですので、この負担を最小限にすることが非常に大切になります。
痛めた後も活躍しますので、これから私が20年間30種類以上試してきた中から特におススメなコルセットを紹介させていただきます。
1.ダイヤ工業 bonbone バリアツイストカラーメッシュタイプ
私が過去たくさんのコルセットを使ってきて特におススメなタイプが、「ダイヤ工業 bonbone バリアツイストカラーメッシュタイプ」になります。
特徴は、邪魔にならない太さで固定力が強く、ムレずらいタイプなのでおススメです。
コルセットを使っている一般の方でよくあるお悩みとしては、
①コルセットが太すぎて座位の姿勢で圧迫感が強い
②よくズレてしまい、付けている意味がない
③広範囲に巻くため凄くムレる、暑苦しい
このようなお悩みを解消してくれる種類になります。
重度のギックリ腰や圧迫骨折で体全体の動きを固める必要があるときには大きなコルセットが必要ですが、それ以外の場合にはコルセットは細くてよく効果を十分に発揮するのです。
ただし経験上、細すぎると閉める幅が狭くなり使用していると痛くなるため、このタイプの太さがお薦めです。
続いてコルセットを付けるタイミングと頻度を説明します。
2.腰痛予防にも効果的なコルセット
付けすぎることは体にとって良くないため、付けるタイミングと一緒に頻度も紹介していきましょう。
【コルセットを使うべきタイミング】
・腰を痛めて正しい姿勢が保てないときの補助として
・重い荷物を持つときや、腰に負担のかかりやすい姿勢が長時間続くとき
・なんか腰の調子が悪いなと感じるとき
このようにコルセットは痛めた後だけでなく、予防にも活躍します。
腰は我慢できてしまう部位なので、少し症状が出たときは大きく痛めてしまう前兆だと意識しておきましょう。
また長時間の使用は避け、食事中や睡眠中はコルセットを外してください。
コルセットとは筋肉の代わりをしています。
ですので、長時間の使用は自分の筋肉を落としてしまう危険があるため適度に外して筋肉も使うようにして下さい。
そして食事中に付けていると、消化器が圧迫して逆流性食道炎を発症しやすくなったり、睡眠中に付けてしまうと寝返りが少なり体が硬くなります。
ぎっくり腰や圧迫骨折の発症直後に医師の指示のもと、一日中付けておかなければならない時は別ですが、これらのことに気をつけて使用しましょう。
最後にコルセットを付ける正しい位置を説明して終わります。
3.腰コルセットはお尻の上の部分を閉めればOK
腹からお尻まで覆う太いコルセットもありますが、そのようなコルセットは重度のギックリ腰や圧迫骨折など、医師の指示のもと体全体を動かさず固定する際に活躍します。
それ以外のときは画像のように、腰骨と大転子という出っ張りの骨の間のラインを締めればコルセットの働きを十分にするのです。
鍼灸院や接骨院で働いていると、腰に巻いてくるなど間違った位置にしてくる人は結構いますので、周囲の人で間違っている人がいましたら教えてあげて下さい。
コルセットは「お尻の上」の部分を締めればOKです。
いかがでしたでしょうか。知識をアップデートして腰を痛めない予防と、痛めたときに正しくコルセットを使用できるようにしておきましょう。
また、別に「間違えると悪化する寝違えやギックリ腰になったときの応急処置を徹底解説(近日公開)」という関連記事もございますので一緒にご覧ください。
皆様が少しでも腰痛と上手にお付き合いができますように。