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【ECサイト/小売向け】商品を売るときに大切なのはデザインや写真と同等以上に「言葉の力」セールスライティング


ネットショップで商品を販売していく場合、真っ先に課題点となるのが「どうやってネットショップの売上を作るのか」その際に重要なものは秀逸なデザインや写真であったり機能性の高いECサイトのUX機能だけだと思っていませんか?

実際の売上販促において商品の説明文引いてはライティングというのは売上の根幹に携わる部分だといっても間違いではありません。
ただ、現実的な部分でいうとライティングという技能は非常に軽視される傾向にあり、マーケティングやデザインといったUXに力を入れる程後回しにさえることが珍しい話ではありません。

そこで本稿では、セールスライティングの重要性と物販の販促にどう影響していくのか?を紐解きます。


文章を軽んじる事業者はあまりにも多い


問題しかない。

まず前提として文章や言葉を軽んじる事業者はあまりにも多いという事実から理解していく必要性があります。そんなこと知ってるわ!!と言いたくなりますが、今までの経験からも体験からも上流工程と中堅未満~末端との間では埋められない程の壁とも言えるセールスライティングに対する意識の差があります。

それは潤沢な予算があるとかそういった話ではありません。要はユーザーの購買意欲の話であったり、自分達の商品に対する思いや理念をどう届けるか?といった話です。


そもそも何故文章は必要なのか?ユーザーの世界を彩らせる為。


そもそも物販や小売において何故文章が必要なのか考えことはありますか?
一言でまとめるとユーザーの世界を彩る為に他なりません。

例えば日々の在り来たりな風景であったり旅先の旅行を思い出してください。心に残る風景や今なお鮮明に思い出せる瞬間は片手で数えてもそう多くはないのではないでしょうか???

反面、傷ついたことや嬉しかったこと、今なお脳裏にこびりつく、人生の糧となるべき経験や体験には往々として人の言葉が紐づいていませんか?

つまり、人間はどれだけ優れたデザインであってもただそれだけだと記憶や感銘に至ることは少なく、ライティング=人の言葉を通して自身の人間形成の一部となっていることは余りにも多いという厳然たる事実です。

恋愛、結婚、友達、仕事、何に置いても風景描写以上に他人の想い=言葉というのは密接にリンクしています。それは事業=ビジネスの販促であっても何ら変わりは本来ないのです。

セールスライティングは世界観を印象付ける



文章転じて言葉の重要性は理解出来たと思います。その上でセールスライティングというのは言わば他人の世界観を印象付ける技術だということです。

下記の画像を見てください。

これだってセールスライティング

あ、ミスドのドーナツ100円だ買いたいなと気持ちが動きませんか??
ライティングというのは文章だけの話ではありません
ある種値段の表記の仕方一つとってもセールスライティング=文字での表現
という普遍の事実です。恐らく値段表記自体もライティングといった価値観や定義は深く考えた経験のある方は非常に少ないでしょう。

つまり、商用シーンにおいてセールスライティングはあらゆるユーザーの行動や想いの動機付け=世界観の一助になっているのです。


文字が書けるのと文章が書けるのは違う


少し応用が入りますが文字が書けるのと文章が書けるのは根本からして異なります。

例えばありきたりな商品説明でいうなら

  • ~です~ましたといった在り来たりなですます口調

  • 具体的にその商品やサービスから何を得られるのかイメージが想起しにくい

  • 常に文節で区切っている

といった形で悪い言い方をするなら高校生や大学生で初めて作成したパワーポイントのプレゼンテーションみたいな語り口や文章は枚挙に暇がありません。普段使っているECサイトや商品説明をさっと目を通すだけでもどれだけ多いのか伝わると思います。


つまり、文字の羅列が書けるのと文章として一連の流れがはっきりしていおり、そこからユーザーが世界観やイメージを描くことが出来るか?は全く別物なのです。


何故難しいのか?それはユーザーの立場にそって練り上げる必要があるから


普段相談があったときや文章の推敲を求められた際にいつも最初に聞くのが誰を想定しているか?=具体的なペルソナはあるという点です。

ところがどっこい細分化して理路整然と答えられる方はほぼいないに等しいです。
何十代の性別は○○で職業は~といった曖昧な選定では埒がありません。それこそ地域、所得、ライフスタイル、いつ見られるのか?と細分化しだすと無数に分岐していきます。

つまり、ここまで細かく相手の立場に沿って文章構成やそこから相手の感性にまで気を配らなければ決して文章で心に感銘を与えることは簡単じゃないということです。
そしてこれらは後天的であっても日々の修練や意識付けの中でしか養うことが出来ません。誰が好き好んで365日他人の感性や視点から物事考えているかって話ですよ。様は筋肉と同じで普段使っていない分野の頭の使い方になるので大半の人間にとってはとっても難しいんです。だって経験やないから。


神は細部に宿る。作りこみに拘る大切さ


約束は自分の為に護るものって教えてくれたのは蒼崎。

文章というものは誰しもが紡げてしまう為UXやデザインと比較すると価値を非常に軽視する方が多くリソースを割かれない方が多くいます。
しかし、今回の内容を通してどれだけユーザーや心理行動において大切なのか理解して頂けたはず。

なのでネット上で商品を売る際はECサイトのスケールを拡大させていく時に広告販促といった視野と同じくらい商品説明やキャッチコピー果てはサイトの構成単位で意識を落とし込んでいくことが必要不可欠です。

え?デザインや内部構成まで分かったうえでセールスライティングや売上販促まで分かる人間がいない?ここにいるじゃあないですか


セールスライティングひいては言葉というのは突き止めると常に相手の視座や感性から言葉を紡ぐ「究極のコミュニケーション能力」です。

潮流の節目たる今こそ、言葉を見つめ直してみませんか。


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