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4月⑤だCOLOR?~THE 脱獄サバイバル
福田雄一脚本作品が好きだ。
勇者ヨシヒコシリーズや、明烏、女子ーズも好きだと思った。セリフの言葉選びが好きなんだと思う。
というわけで、借りてみたこの作品。
田中直樹、佐藤二朗、渡辺いっけいの3人が繰り広げる会話劇。マニアック!でも、会話劇なら脚本を十分楽しめるハズ、と。
そして、確かに面白かった。終身刑に服する政治犯の3人が、軽妙に、時に真剣に、脱獄するためのゲームを行う。そのゲームとは、手
4月④世界一キライなあなたに
me before you
が原題。この、よくありがちなラブコメにしか思えない邦題はまったく損だ。
ルックスも運動神経も家柄も、仕事での成功も、美しい彼女も、すべてを持っていた男ウィルが、バイクに轢かれて脊椎を損傷し、四肢麻痺になる。回復する見込みもなく、心を閉ざした彼の介護人として雇われた女の子ルー。
徐々に2人は心を通わせるようになるが、ウィルは半年後には自殺幇助施設(スイスに実在するらし
4月③bananaman live 腹黒の生意気
バナナマンの2016年単独ライブ。
バナナマンはテレビでコントを披露することはほとんどないけれど、年一回のコント単独ライブは毎年恒例のようだ。そのライブDVD を観るのは2本目。
今回も思うのは、バナナマンは設楽さんと日村さんの素の会話がすでに面白い。だから、その延長線上にあるような会話劇コントは最高だ。
どんなキャラをまとっていても、息の合った2人の会話がベースにあるんだと思う。
フィリピ
4月②素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店
世にも奇妙な物語風。
または、笑ゥせぇるすまん風。
「望んだ形での死」を提供する代理店(もちろん違法)を巡る物語。自殺志望の大富豪40歳独身男が、代理店に「サプライズ死」を依頼するも、運命的な恋に落ちて「やっぱり死にたくない!」となる。一度契約したら破棄できないため、代理店の追手(殺し屋)が彼と彼女に迫る。
タモリさんが「奇妙な世界の住人になってしまいましたね。」とニヤリとするか、喪黒福造が「ド
4月①すれ違いのダイアリーズ
いい!いい!!めっちゃいい!!!
素人感想型の映画のCMみたく、興奮して言ってしまうくらい良かった。
タイの映画で、出演する俳優女優は皆初見。でも、最後には彼らについてネットで検索してしまうほど、好きになった。
タイの田舎も田舎、湖での水上生活する人たちのための小学校が舞台。腕に入れた小さなタトゥーのせいでこの水上学校に左遷された女性教師エーンと、彼女の後任として赴任したスポーツバカな男性教師
3月⑥シング・ストリート 未来へのうた
舞台は1985年アイルランド、ダブリン。
冴えない男子高校生が、好きな女の子のためにバンドやろーぜ、ていう話。
ただそれだけなんだけど、80年代の音楽とファッションが今またオシャレに見えるし、演じる若い役者たちの個性が瑞々しくて、とても良かった。
1985年に7歳だった私にとって、アーハーもデビット・ボウイもデュラン・デュランも聴いたことあるけど、熱狂した音楽ではない。それでも、作中で主人公た
3月④ハドソン川の奇跡
ニューヨーク、ラガーディア空港を離陸後すぐにバードストライクにより両エンジンを損傷したが、パイロットの判断によりハドソン川に緊急着水。乗客乗員155名は全員生還した。
2009年、現実に起きた「ハドソン川の奇跡」と呼ばれる飛行機事故だ。
パイロットは世界中から賞賛され、英雄としてもてはやされた。しかし、事故の事後調査の中で、彼の判断は本当に正しかったのか?が疑問視される。
パイロット本人も事故後
3月③ヤング・アダルト・ニューヨーク
無理して若者に合わせるのとか、ダサいよね。
40代後半になる旦那はよくそう言う。30代後半の私は、正直まだあんまりピンときていなかった。
40代前半の子ナシ夫婦が、25歳の夫婦と出会う。同世代の友人たちの子育て自慢にうんざりしていた彼らは、個性的で自由な感性を持った若者たちに夢中になる。夫婦はともに、若い夫婦の趣味や活動、オシャレなんかに影響を受けマネするのだ。
こういうおっさんおばさんって痛
1月④アイ アム ア ヒーロー
ゾンビパニックムービー、には正直興味ない。
でも、大泉洋が主演、しかも冴えない普通の男を演じる、と聞いて思わず観たくなってしまった。
水曜どうでしょうファンからしたら、真田丸で素晴らしい演技を見せてくれた俳優大泉洋、ではなく、ちょっと情けなかったりズルかったりブーブー言ってたりする、あの洋ちゃんこそが好きだったりする。
だからこそ、今回の冴えない男は、より洋ちゃんに近いのではないか、と期待した
1月③TOO YOUNG TO DIE !若くして死ぬ
クドカン脚本・監督、というだけで飛びついてしまった感がある。
同じように、それだけで飛びついてしまった感のある出演者もいるのではないか。そして、アレ、なんかしくじった?とか思っているのではないか。かくいう私もしくじった、と思っているからだ。
一言でいうと、地獄の馬鹿騒ぎ。
それ以上でもそれ以下でもない。
クドカン監督作品では、「中学生円山」も似たような感想だったけど、うっかりそんなこと忘れち