シェア
Sena.
2019年3月28日 22:08
すこしだけ頭が痛い それが低気圧のせいなのか、今日のダメダメだった自分へのやるせなさからなのかはわからないままにした 全部、ただ、春のせいにしてみたい。 やらなきゃいけないこと に丸ごと蓋をする はやく会いたいのにまだ会いたくないとも思う 言葉に触れたいと思うと同時に、言葉なんてどこにもない場所に行きたいと願うそんな答えのでない気持ちをひとり彷徨う夜 全部、今はただ、春
2020年3月19日 21:33
新しい季節の始まり。 わくわくとした希望に溢れた胸の裏側に、見えない未来への不安と、もう会えなくなったあの人の姿。はやく消してしまいたいはずなのに、何度も何度も思い出してはそこに留まろうとしていることに気づく。 窓の外から見上げた空はどこまでも灰色だった。 そのことに僕はなぜかひどく安心して、しばらくの間おなじ景色を見ていた。本当は、いつだって何処へでも行け
2021年1月28日 19:03
小さな屈折。光が光を煌めかせている。見逃さなければそれは何処までも遠くへ突き進む。時に滲む涙の角で。愛しさに細めた瞳のまつげの端っこで。足元に転がる石ころの真ん中で。夕陽が沈む水平線の隙間で。届かなかった想いの隅っこで。この瞳に映る煌めきをずっとずっと追いかけていたい。ほんとはずっとそう言ってあげたかった。言えなかった。信じてほしかった。信じていたかった。あの日のままで。生き
2021年3月25日 22:52
ひとりでいると思ってた。愛はもう振り向いてくれないんだと泣いていた。見えているこの世界の中の自分は、あの日と同じ理由で嘆いていて、情けない自分を慰める涙はこぼれるままでいた。そんな日に手紙が届いた。それは、いつか出会った小さな小さな白色の花が、わたしを想い、寄り添い、祝福の言葉を書き綴った柔らかい愛の香りがする手紙。忘れていた優しいことばで溢れた文字には、愛が写っていた。時
2021年2月1日 18:39
このオレンジ色が今日で最後だとしたら。わたしはどんな風に目に焼きつけるのだろう誰の顔を思い出してどんな時を思い出すだろう瞬きのスピードで流れていく景色たちを全て置いていく一人で見るオレンジ色の時間は思っていたよりも長く感じただけど、最後の時まで目を離さないでいたすこし遠くにいた人も同じようにずっと眺めていた音楽が流れ出してその人は自転車を走らせて帰って行った