七十二候の【菜虫化蝶】に入ります。
「なむしちょうとなる」と読みます。二十四節気「啓蟄」の次候で、七十二候の9番目です。3月20日まで。
青虫が羽化して、紋白蝶(もんしろちょう)になる季節です。幼虫から蛹(さなぎ)になり、成虫になってはばたくまで、蝶は劇的に姿を変えていきます。紋白蝶のほかにも色とりどりの蝶がとびはじめます。
初蝶や
菜の花畑
ひらり 白
Namushi chōto naru 菜虫化蝶
“Caterpillars become butterflies.”〔caterpillar;青虫〕 March 15-20
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【四季の畑物語】
春一番
玉ねぎの苗
しなやかに
緑のいのち
なびかせてゐる
3月12日、近畿地方に二年ぶりに春一番が吹きました。春一番は、立春から春分までの最高気温が平年より高い日に、最大風速8メートル以上の南風が吹くことです。
畑の野菜は、小ぶりの春大根、寒じめのほうれん草が育っています。玉ねぎやニンニクの苗は葉が20センチほど順調です。みなこの強風に耐えてくれて。被害は肥料などを覆うビニールシートが大きくめくれただけでした。
その二日後に初蝶を見かけました。いよいよ畑仕事がはじまります。
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春雨の
しずくで洗ふ
椿かな
写真は散歩道で見かけた椿です。
琵琶湖のほとりの草庵にて
時を生きる旅人
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