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生産者様レポート 〜#1 お米農家 高村農園様〜

⚪︎玄米パスタの生産地のご紹介

山口県 岩国市 高村農園様

今回ご提供いただいた玄米は、島田川上流に位置する、清らかな山水に恵まれた中山間地で栽培されています。
お米栽培に適した寒暖差のある環境でもあり、植物性プランクトンが豊富な山水が流れてくる立地なので、甘くて美味しいお米が育つのが特徴。
ここのお米が食べたいと、全国からお取り寄せされるリピーターさんも多いお米です!

⚪︎米作りのこだわり

綺麗なお米を大量に作るなら農薬を一斉に散布した方が効率的かもしれないですが、収穫量も維持しつつ美味しくて体にも良いお米を作る、というところにこだわっていらっしゃいます。

使用する農薬は最低限で、使う場合も薄めて撒いているそう。
農薬を控えている分雑草を抜いたり手間暇はかかりますが、キクラゲ栽培後廃棄される培地を活用されています。そういった有機肥料を使用して土壌改良をすることで、化学肥料よりも食味が向上するそうです。

また、有機JAS栽培をするとなると、認定を取るのにコストがかかり、収穫量も1/3程度になってしまうので、全く無農薬というのは難しいそうですが、その分、毎年必ず残留農薬の検査をして、安心して食べてもらえるよう努力されています。

⚪︎課題に感じていること

米農家はまず、トラクター、田植え機、草刈機、コンバイン、カントリー、選別機など、機械を揃えるだけでも2,000~3,000万は初期費用がかかります
リースやレンタルを国も進めていますが、結局利用したいタイミングはみんな一緒。結局使いたい時に使えないと意味がないから結局所有しないと回らないのが実態だそうです。

また、国米買い付け価格が安すぎることも課題。
基準価格に合わせてしまったら、生産者の手元にお金が残らない。だから高齢の方が年金をもらいながらとか、ほとんどの方は兼業で他の仕事をしながらでないと米作りはやっていけないというのが今の現状だとおっしゃっていました。

また、高齢化によって里山の手入れに手が回らなくなったことで、山間部が荒廃してきているという課題も。
間伐などの手入れが入らず、下草が繁茂し地面まで日が当たらなくなることで、木の実や動物の餌になるものが育たなくなってしまうそう。そういった状況だから、餌を求めて農地まで害獣が降りてきてしまうのだそうです。

さらに、最近は外来種のヌートリアなんかも生息域を広げてきていて、ビーバーのようにに水路で泳いでいたり。。。ネズミ科の動物のため繁殖力も高く、害獣の被害が広がってきている体感があるとおっしゃっていました。

⚪︎これからやっていきたいこと

手間暇かけて高品質なものを作っているからこそ、そういった付加価値を理解してくれる方に提供していきたい。海外からもバイヤーさんから声がかかっていたり関心の高さを感じている、とおっしゃっていました。

そういった市場に安定して販路が作れれば、今後どの品種の作付けをどれくらい増やそうというのが考えやすくなるそう。
海外に販売するには検疫があったりまだまだハードルはあるけど、一つ一つクリアして海外にも販売できる商流を作っていきたいとおっしゃっていました。

⚪︎取材の感想

ご飯を待っているヤギちゃんたち

写真に写っているヤギちゃんたちは、田んぼの雑草を食べてくれたり、糞尿は堆肥としても活用されています。毎年交配されて家族も増えていて、大切に育てられているという愛情を感じました。
化学肥料や農薬などには極力頼らず、命の循環を大切にすることで、知恵を絞って作物を育てていらっしゃいます。

また、温暖化や異常気象など、コントロールできない自然と向き合いながら、美味しくて安全なお米を作るために手間暇かけて努力をされていることを強く感じました。

ぜひ高村農園様がこだわり抜いて作られた、残留農薬ゼロの玄米を使った「もちもち玄米パスタ」が、価値を感じてくださる消費者の方に届けば嬉しいです!

恵みの商店 店主
すがはら

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