【詩】桜を見ていますか
春がめぐって桜が咲くと
どこか切ない
君とふたりで桜を見た日
思い出すから
桜を見てた君の瞳が
ただ愛しくて
君に好きだと話せたことが
ただ嬉しかった
大人になろうとしてた
桜は五分咲きだった
春が終わって桜が散って
季節は変わり
僕らふたりは互いの道を
選び歩いた
強くなろうと僕は歩いた
いつも前を見て
君に誇れる人になろうと
いつも顔をあげて
迷うたび振り返れば
あの日の僕らがいた
君は今、
あの瞳で桜を見ていますか
☆☆ミニ作品解説とおしゃべり☆☆
この作品は30代の頃に書いた作品です。テレビを見ていたら画面の向こうに桜が咲いたニュースが流れていました。
人生の節目となるシーズンはそれぞれ異なりますが、やはり「桜」は別れや旅立ち、そして再会を連想させてくれますね。
この作品の主人公の中に過去の「大切な時間」があります。それは過去や今を支え、これからの未来も支えてゆきそうです。
また、ちょっと大げさですが笑、この作品は私が「詩」を通して何を伝えたいのか…ということを決意させてくれた作品でもあります。
マンネリで面白みがない表現になるかもしれないけれど「人」の「心」や「想い」を表現してさらにそこに温度が感じれられるような詩を書きたい。
30代のときにそう思った私は今もそんな思いで創作しています。
そしてこの作品は2015年に企画CDとして自主制作した「コイノハナ」というCDに入っています。
ポップな通常バージョンとアコースティックバージョンがあります。
県内で活動されているアーティスト、イハタケさんに作曲と歌唱・演奏を依頼し「歌」になりました。有料ではありますがnoteに投稿しました。こちらもよろしければぜひ。聴き比べてみるのもオススメです。よろしくお願いします。
私は歌ってません、念のため笑。
※参考:2015年発売「コイノハナ」3曲+アコースティックバージョン1曲入り 1000円(税込み)ⓅANNIE-2015
①おしろい花 ②桜を見ていますか ③ウィンター・モーニング ④桜を見ていますか(アコースティックバージョン)
※CDは在庫はすくないですがメルカリショップスにて販売しています。
※また、こちらの作品は2023年3月にstand.fmにて私、松本が朗読しています。
よろしければこちらも聴いてみてくださいね。
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