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クリスマスは風呂スキップ

子どもへのクリスマスプレゼントを、イブに発送したかった。

グループホームに相談して、後見人弁護士に電話してもらった。
すると「本人の口座から本人にプレゼントするなんて認められない!」と断られたと言う。

私の現在の苦しみの80%は、この後見人弁護士が正当な金銭を払ってくれないことに由来する。

連絡が取れない、嘘、はぐらかし、とぼけ、最終段階まで話し合っても最後にひっくり返して最初に戻るの繰り返し。

今年はこの後見人を解任できるよう、色々な法律相談や以前交流のあった弁護士に助けを求め、所属する弁護士会に何回も苦情を申し立てるため奔走した一年だった。

子どもの口座にはたくさんの預金があるのに、子どもや補佐する私には約束した金銭が払われず、生活は困窮した。

それまでマメに領収証と明細を送っていたが、骨折して字も書けなくなったこと、現行の法律ではどこも責任を取ってくれないことが判明して心が折れた。

それまで信頼して任せていた弁護士から、大丈夫だと軽く説明されたことを信じて申し立てた私が馬鹿だったのだ。
たった一回のミスが、取り返しのつかない法律の落とし穴だった。

よくよく調べてみると後見人制度は、様々なトラブルを引き起こし、後見人が財産から多額の報酬を勝手に引き出したり、家族を困窮させたりしても解任できない仕組みであった。

それでも私は子どもに「サンタさんからのプレゼント」を贈りたかった。
後見人を思い出すと気持ちが悪くなってしまい、通販の宛先や支払い方法を入力するのに二日もかかってしまった。
失恋のショックもあり、食べたものを全部吐いてしまい、めまいで入力も困難だった。

注文したもののグループホームから連絡があり、建て替え払いするお金がないのでキャンセルするとのこと。
「では今お金持って行きます」と車に乗ってホームまで届けた。

その後ホームから後見人に連絡してもらったが「キャンセルしたのでお金はいらないのでは?」ととぼけたLINEが一通きた。
もう返信しなかった。

帰宅した時は、全ての体力と精神力を使い果たしていた。
堂々と風呂スキップ(風呂キャンセル)して眠りに着いた。

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