以前「積んであるけど読んでいる」話を書きました。
それと別のところに、優先順位の関係で読めずに積んでいた本があり、徐々に読み始めています。読んだら積読ではなくなってしまうのでしょうが、これまで何年も積んであった積読卒業本たちです。
先日読んだ『現代アートを続けていたら、いつのまにかマタギの嫁になっていた』もそうでしたが、過疎の町・村には厳しい現実と希望があります。それをライトに、といったところでしょうか。続編もあるようです。
結衣は移住してきたといっても、よく南予町の祖母の家に滞在してきて幼馴染もいて、今も祖母と暮らしているので、全く何もない状態から移住してくる人たちとはまた違うのでしょう。人を増やすといっても、ゼロからの移住を考える時に、魅力となるものって何でしょうね。
これ、中途入社とも似ているのかもしれません。
この手の本を読むと、ドキドキワクワクしますね。
宝石学に興味を持ったのも「なぜダイアモンドは硬いのか」「なぜルビーは赤いのか」といった ”なぜ” の部分だったので、クラゲが光る ”なぜ” を突き止める過程にときめきました。
タイトルの通りではありますが……ちょっと決めつけすぎやしませんか。
独居老人より家族と同居の老人の方が統計上の自殺数が多いのは事実でしょうが、だからといって家族が原因とも言い切れないでしょう。逆に、独居老人だって大変ですし、寂しい寂しいと毎日のように電話相談にかけてくる人もいるのです。
「子供が自殺なんてするわけない」を、いじめと決めつけるのも……虐待も疑いましょう。
読む順番に救われたと思ったのが次の本です。
被虐待児でも発達障害のような症状が起こると知ってから、10年近く経つでしょうか。それで、先日の記事(社員の発達障害が疑われたら、会社・上司・人事はどうしたら良いのだろう)に虐待でも起こるよと書きました。
「消えたい」と「死にたい」は共に希死念慮を示す言葉かと思っていましたが、違うのだそうです。生きてきた、生きたい実感があるからこその「死にたい」に対して、「消えたい」は生きてきた実感がないのだとか。
自分の存在感がゆらいでいるままにうつ症状が出ている人には、薬は効かないそうです。ですが、エネルギーを使い過ぎて疲れ切っているのは確かです。認知の歪みではないので、認知行動療法も効かないようです。
存在そのものや、人一倍がんばってきたことを認め(気づいていないことが多い)理想の親像と虐待してきた実際の親を切り離す──それがスタートでしょうか。実例を通して被虐待の人たちが癒され立ち直っていく様子には、希望が持てます。
継続支援している方の中にも、幼少時にネグレクトに遭った人や、親のDVを間近で見て育った人(DVを見せるのも虐待)がいます。そのような人たちの理解と支援のため、何度でも繰り返し読み返したい本です。
タイトルからお察しの通り、冒頭からあまりよろしくない状態です。もう学校にも行けずにいます。死ぬ前にしたいことリスト ── いわゆるbucket listを書いては叶えたり更新したりしていきますが、これがまあ大人の目にはハラハラするものばかりで。
主人公のテッサは白血病です。闘病中に小5で転校してきて中2で亡くなった同級生とどうしても重ね合わせてしまいます。彼女はやりたいこと、できたかな……。
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後半に重めの本が続いてしまいましたが、今回挙げたものは図書館のリサイクル棚(※)からぽつぽつ集めたものです。心理や命の本には手が伸びがちでこんなことになりました。
(※蔵書は増える一方ですので、除籍された本が放出されます。棚にあるものは貰ってOK。情報が古くなりがちな新書や実用書、人気ゆえ何冊か購入して今は落ち着いた本が多い印象です)
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