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猫、いなくなる。その喪失感は失恋以上に手強い。マルハペットフードCMショートストーリー。浅田次郎の「民子」
かなり色褪せている。2001年初版だから、20年も前に買った本。浅田次郎作、マルハペットフーズCMのショートストーリー。売れない作家といなくなった猫、民子の話。猫が不意にいなくなる辛さは、体験した人にしか分からない。
私の歴代猫は、ちび、おしし、ふわちゃん。過ごした時期が違うけれど、みんな茶トラの野良猫で、みんな一度はいなくなった。おししとふわちゃんは戻ってきて、うちの子になったけれど、ちび
野良から家猫になった老猫おししは、亡骸まで可愛らしく骨も立派な茶トラ猫。
野良生活を卒業して、気ままな家猫として、おそらく幸せに過ごしていたものの、やはりその時は来たようで、食べない日が何日か続き、みるみる痩せていった。最後の最後は本当に、冗談みたいにぺちゃんこな体になって、おむつをしても、すぐにスルッと抜けてしまう。何度か通院して、入院もして、もうおそらく無理だろうと、家で様子を見ていたものの、やはり今日、もう一度病院へ連れて行こうと言っていた朝に、家族のいるリビン
もっとみるたわわに実る稲穂色のユーモラスな天使。 猫は茶トラ。どこまでも茶トラびいき
猫は、特に茶トラが可愛らしい。ちびに、おししに、ふわちゃん。茶トラしか飼ったことがないけれど、私はもう、茶トラだけでいい。茶トラはとにかく人懐こい。人に対してだけではない。茶トラは自分が生きる世界のすべてに対して懐っこい。コミュニケーションの星の下に生まれた、好奇心旺盛なチャレンジャーであり、不用心で隙だらけだ。
太った野良猫の多くは茶トラだ。好きなだけ食べて巨大化する。冒険好きな茶トラはど