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本に酩酊する

 業務が忙しくない“農閑期”に入ったこともあり、金曜日は「テレワーク」という名のお休みにした。きょうまでの3連休を読書三昧である。

 溜まっている図書館本がどんどん進む。木曜日から土曜日までの3日間で6冊を読了した。もちろんその前から読んでいたものがたまたま読了したタイミングになったこともあるが、サクッと半日で読み倒した小説や新書もある。日曜日であるきょうもなんの予定も入れずにさらに読書dayにする。ああ、この幸せ。

 こういう日々、身体の中では“スイッチが入った”感覚が起きている。ページが進むだけではない。新聞や週刊誌の書評欄をチェックしていても、次から次に「あ、読みたい!」と心が動くのだ。“躁状態”“酩酊している”と表現してもいい。

 半期に一度のお祭り、芥川賞と直木賞の候補作も発表になった。直木賞候補作はいずれもタイトルだけは知っているものだが、文芸誌に掲載されたものが対象になる芥川賞候補作はやはり知らないものばかりだった。興味を惹いた作品は掲載誌をいち早く図書館でゲットして読むことになる。

 還暦だ。「業務への忠誠心はほどほどに、元気なウチに楽しめることをどんどん追求して何が悪い?」という心境。
(24/6/17)


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