報われる努力
血糖値が上昇してしまったのは2001年同時多発テロ直後にパキスタン・アフガニスタンを取材で転戦したころだった。もう21年も前のことだ。
薬を服用してはいるものの、それ以外は特段の不調もないままアラカンでも元気にジョギングなどをやっているのだから、つくづくありがたいことだと思う。
しばらくHbA1c6%台で安定していたその血糖値が、ことし5月の検査で7.4%に上昇していることが判明した。
ココロに手を当ててみると、思い当たる節はあった。チョコレートや煎餅の類を大量に職場に持ち込んで間食する習慣になっていた。60kg台だった体重も一時は63kgを超えて、ベルトの穴が1個広がってしまった。
このままズルズルいっては流石にまずい。まず会社引き出しのお菓子をすべてオフィスの共用スペースに“開放”し、甘い系の間食は一切止めて素焼きのミックスナッツにして、ジョギングの頻度も上げた。
まずお腹がスッキリして、ベルトの穴が復元した。ジョギングも、同じ距離でも明らかに以前よりも疲れない。
そして、肝心の血糖値。
先週の計測でHbA1cが6.8%まで改善していたのである。
甘いものを断つことも、運動をすることも、習慣化してしまえば実はそんなに辛くない。それでも、この3カ月間の“努力”が報われてホッとしたのも事実。もし数値がまったく改善していなかったら、継続するモチベーションを保つのはかなり困難だっただろう。
「ちゃんと管理すればしっかり改善する」。これは本当に嬉しいことだ。
(22/8/10)
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