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【白杯から5ヶ月】紅梅の写真で一句。
【今日の素人俳句】
紅梅や苑に織り成す山の白
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観光で訪れた某所の一面の紅梅をどう俳句で表現したらいいのか、結構悩みました。まずは紅梅をズームアップしておいてから一旦詠嘆の「や」で切ります。そこから紅梅苑へとズームアウトしていき、最後に登場する山の白(雪)で紅白を織り成す仕上げにいたしました。写真で一句は自分にとっては難しいですね……。
【白杯から5ヶ月の振り返り】
白杯からおよそ5ヶ月ほど経ちました。その間に約100句ほど素人俳句を作ってきましたが、その大半は思い出すこともできない駄作ばかりです。そんな中に「あっ、これは駄作でもまだマシな方だわねぇ」と思う過去作が5句ほどあったのでまとめてみました。
①【 2021.12.16. 】冬掃除「それをあれして」こだまして
両親が家の内外に分かれて「それ(を)あれして」と、代名詞だけで何を言っているのか通じる関係性の分かる年末の大掃除です。
②【 2021.12.29. 】初めての湯沢の雪の音らしき
冬の越後湯沢を訪れた際に初めて雪が積もる音と身体に雪が沈み込む音を聞きました。「はぁ~、これが本で読んだ雪の音かぁ」と。
③【 2021.12.31. 】除夜の鐘撞き火を囲む人の黙
町内の小さな寺に集まった人で除夜の鐘を回し撞きするイベントです。ドラム缶式の焚き火を囲みながら、皆黙って順番待ちをしています。
④【 2022.02.01. 】電線の波長をのばす冬の川
冬の川の水面に映った黒い電線がヘビのように蛇行していました。特に、波が穏やかな場所ではその波長が長くのびています。
⑤【 2022.02.15. 】山上の鉄路は春の雪の下
山上付近のケーブルカーのレール(鉄路)がそこに積もった雪のため、途中で途切れているように見えます。
音数を節約するために、季語としてのヒネりが無い「春」と「冬」を使いがちです。今後は、映像や実体を持ち合わせている季語を多く使うようにしたいですね。
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