排気口

東京を中心に公演を行う演劇団体。全ての連絡はhaikikou001@gmail.comアイコン、ヘッダー、その他全ての宣伝イラストは@666ppppp666

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最近の記事

排気口のアタシ冬だっいキライ!!だって意味ないもん!!の巻。

寒い。寒すぎる。急に、突然、あっと言う間に、この世は、世間は、世界は、すっかり冬みたいになった。みたいというか完全に冬になった。  寒さは毒だと思っているので私は冬が好きじゃない。煙草吸ってた時は澄んだ空気の中での喫煙は美味くて最高だったけど、もう煙草を吸ってない身からしたらホントに馬鹿馬鹿しい季節だ。暖房付けすぎると喉痛くなるし、寒さで手がかじかむの怖いし、厚着は肩が凝るし、日が暮れるのが早すぎて鬱になる。クリスマスはもうサンタさんからプレゼント貰えないし、年末年始はみん

    • 実録・排気口飲み会レポの巻。

       私を筆頭に酒好きが多い排気口。機会がある毎に飲んでいるのだが、その全貌は中々明かされない。そこで今回はとある日の飲み会を写真と共に記録した、実録・排気口飲み会レポをお届けする。少しでも排気口飲み会の感じが分かって頂ければ幸いである。  この日は西荻窪で排気口ラジオ「排気口の放課後投げキッス宣言」の収録を終えた夜。ラジオを撮った後は西荻窪で飲みます。  坂本さん、中村ちゃんというデカい赤ちゃん2人を連れて夜の西荻窪へ。店は私が決めます。その日の懐事情や何を肴に吞みたいか、

      • 排気口の改めて振り返ろう、何度でも、確かめようの巻。

         WSオーディションと並行して新しい台本作業。年内最後の新作台本。今月末から稽古も始まります。前にも告知した一人芝居。私は依頼されて作・演を務めます。排気口の他の人たちは出ません。注意!!  本番は年明けの2月1日と2月9日だ。少し気も早いが是非とも予定を開けておいて下さい。  それから排気口の公演も年明けにあります。今やってるWSオーディションはその公演の為のものです。なので一人芝居の台本作業が終わったらすぐさま排気口の台本作業に入る。  相も変わらず台本作業三昧であ

        • 排気口WSオーディション1日目終了&改めて注意喚起の巻。

           WSオーディション1日目が終わった。非常に素晴らしい作品がそれぞれ立ち上がり、疲労よりもワクワクが勝ったとても豊かな時間だった。その後の打ち上げもナムルの美味い居酒屋で、いつも行く居酒屋に飽き飽きしていたので、とても良かった。演劇の話は殆どせず(聞かれたら答えるが、私の様なものが謙遜や卑下ではなく、答えられることは殆ど限られている)出てくる肴の感想を言い合い酒を呑むという一番好きなタイプの酒宴で非常に楽しかった。珍しく打ち上げは2軒目まで続いた。  毎回そうなのだがWS台

          1993年、あなたはホテルのプールにいる。

           The Caretaker『Everywhere at the End of Time』という6部作の音楽アルバムがある。アルツハイマー病がテーマになっているこの作品はアルツハイマー病の進行度分類として用いられるFASTの分類に基づいている(恐らく)。FASTの分類は最も低い段階を正常として、 老化、境界域、軽度AD(アルツハイマー病)、中等度AD、やや高度AD、重度ADの7段階。『Everywhere at the End of Time』は「正常」の段階を省いた6段階=

          1993年、あなたはホテルのプールにいる。

          握っていたけど、引き留められなかった   隣にいたけど、抱きしめられなかったんだ。

           The Velvet Undergroundに「Pale Blue Eyes」という曲がある。私はこの曲がとても好きだ。酩酊しながら聴くと思わず泣いてしまいそうになる。空気が透き通っていて青みが強い午後に聴くと思わず泣いてしまいそうになる。というか何度か泣いた事がある。  この曲に「I've had but couldn't keep I've had but couldn't keep」と2回繰り返すところがある。そこが切なくて私はとても好きな部分なのだが、この詩の和訳

          握っていたけど、引き留められなかった   隣にいたけど、抱きしめられなかったんだ。

          排気口のとうとう厄払いに行って来たぞ!!の巻。

           寒さを感じる事が多くなってきた。空気は凛として、毎朝の道のりは曇天でも清々しい。ボリス・ヴィアン『うたかたの日々』を久しぶりに再読した。前半の溢れるばかりの若さと後半の薄暗い展開。この季節に合うような気がする。寒すぎもなく、暑くもなく。  借金を返す為に日々労働に勤しんでいる。まだまだ貧の身からは脱していない。薄手のカーディガンと穴の開いた財布。衣だけが大きい天ぷら。名残惜しむような目線の先には飾られたトランペットと宗教書。  さてこの貧の身地獄。その原因であるが、それ

          排気口のとうとう厄払いに行って来たぞ!!の巻。

          観劇日誌。東京にこにこちゃん『シュガシュガYAYA』の巻。

           ※この文章は2023年7月つまりは1年以上前に書かれた文章です。何故だが下書きに入ったまんまアップしていませんでした。この頃は私も煙草を吸っていました・・・。懐かしい・・・。       開演まで少し時間が余って下北沢を一人でブラブラしていた。もう昔の下北沢では無い事をそこかしこで痛感する。安易なノスタルジアに浸れるほど昔も今も下北沢に通っていた訳ではないのだが、とかく駅前の下品さが耐えられない。あそこまで酷い路上喫煙が駅前に鎮座しているのは都内でも下北沢ぐらいなものだろう

          観劇日誌。東京にこにこちゃん『シュガシュガYAYA』の巻。

          「夜中に君の想いを冷まそうとする 自分の気持ちと魂に、疑問を持たせようとする そんなのおかしいだろ」

           台本が書けない。そんなのいつも通りなのだが、いつも通り過ぎて辛い。数年前から新作長編を書くのが心身共に厳しい状況で、書き方を変えるか、しばらくの間休養するかの二択が頭の中でグルグル回っていたのだが、そんな事を選ぶ暇もなく新作を書きまくってきた。特に『アイワナシーユーアゲイン』から前作『暗愁行尸』の約2年間は異常なハイペースだった。よく書けたなと思う。書き方を変える暇も休養する暇もなかった。だから出涸らしみたいになった。今年3月の長編『光だと気づいた順に触れる指たち』という作

          「夜中に君の想いを冷まそうとする 自分の気持ちと魂に、疑問を持たせようとする そんなのおかしいだろ」

          まだ君が風邪をひいていたとしても俺に向かって咳をしていいよ。

           すっかり肌寒くなってきた。空気が凛としてるのが分かる。こんな気温は良い。素晴らしい。街の輪郭もハッキリわかる。路地裏が怪しく、駅前は騒がしく、大通りから1本奥に入ればそこには営みが在る。そんな輪郭がハッキリと分かる。お酒も美味い。居酒屋に入った時に外との気温の落差が激しくないからスムーズに1杯目にいける。冬が嫌いなのは厚手の服装を脱ぐ手間も理由の1つだ。脱いでハンガーにかけてさあようやくといった手間をかえずに着席してすぐに酒を注文したい。なるべくタイムレスに1杯目の注文はし

          まだ君が風邪をひいていたとしても俺に向かって咳をしていいよ。

          夕方に起きて、錠剤をのみ込んで、ウィスキーを注いで、世界の終わりと、亡骸のスヌーピーを想う。

           低気圧が辛い。もう5年前ぐらいから天気に体調が激しく振り回されます。特に低気圧による頭痛と鬱。曇り空の朝は決死の力で起き上がっては痛む頭をシャワーで温めるのが日課です。それからその日に予定されている全てのスケジュール、やらなきゃいけないこと(私の大っ嫌いな言葉の1つであるタスク)が途方もないぐらい私をウンザリさせます。  私のように天気に体調が左右されてしまう方、見た目には現れないし、なかなか慮れないけれども、どうか少しでも穏やかで在れますように。曇り空の鬱の渦中には祈れ

          夕方に起きて、錠剤をのみ込んで、ウィスキーを注いで、世界の終わりと、亡骸のスヌーピーを想う。

          どうして私は星野源を聴いてこなかったのだろう?

           久しぶりの休みの朝、起き抜けに麦茶を飲もうとしてコップにそそぎ飲んだはいいがそれが麵つゆで、せっかくの休みなのに最悪である。自分のこのような茶目っ気が許せない。歯磨き粉と洗顔フォームもよく間違える。自分のこのような洒落っ気も許せない。  口の中から麵つゆの味が無くなるまでボーっとテレビを観ていた。本物の麦茶を飲んで、それから麺つゆの味が口の中から薄らいできた頃合いにテレビが星野源のインタビューを映した。  最近の星野源の姿が非常に私の好みなので、散歩のついでに立ち寄る本

          どうして私は星野源を聴いてこなかったのだろう?

          朝から失敗続きの日なのに天使の輪を拾うなんて、もう二度と起こらないだろうって微笑みながらため息をつく。

           晴れやかな天気と浮足立つような軽やかな気温の日々が続く。外へ出る度にそれら秋の諸々に胸が躍る。秋の味覚をつまに秋の酒を呑みたい。出来る事ならその時は月明かりが眩しくて、それでいてお酒はするすると呑めて、目の前に座っている貴方の顔が酔って兎に見えたら最高なのだ。その後に私たちは火をくべて、その中にどちらが入るのかを考える。かの時代の誠実さに乗って、私たちはささやかな秋の夜、命を落とす。  WSオーディションの情報が排気口Twitter(現X)にアップされた。皆さんにおかれま

          朝から失敗続きの日なのに天使の輪を拾うなんて、もう二度と起こらないだろうって微笑みながらため息をつく。

          多分、すごく昔から、上手くいかなかった1日の後にはみんな笑ってた。

           貧による労働祭りで、10月すっかり排気口noteの更新が止まってしまった。気が付いたら肌寒い日々になって、冬の気配が足元に忍び寄り、ああ「寒いってこうだったよな」と思う頃合い。熱燗を飲むにはまだ早いが、冷やにしては寒すぎる。行きの道は愉快だが、帰りの道は、それがいかに楽しいパーティーの後でも、淋しくなるのがこの時期だ。もう夏野菜はどこにも売っていない。  先月は皆さん台本を買って頂き、そしてnoteにもサポートを頂き本当にありがとうございます。全ては借金返済に充てています

          多分、すごく昔から、上手くいかなかった1日の後にはみんな笑ってた。

          排気口の未来へ投げキッスの巻。

           早いもので9月が終わる。あんなに暑かった日々が嘘の様に、今は肌寒い風が吹いている。日は短くなり、夜の時間が増えた。ふと空を見上げると、澄んだ青が鮮やかに、しかし、淋しげに目に映る。  夏の想い出は暑さではなく、寒さで溶けていく。あの頃握った手も、握り返すいとまもなく離れていく。私たちは何十万という言葉を知りながらたった一つの別れの言葉も上手く言えない。  いよいよ公開された排気口の放課後投げキッス宣言特別回『未来への投げキッス』本来は完全新作のラジオドラマを放送する予定

          排気口の未来へ投げキッスの巻。

          お気に入りの本、お気に入りのラジオショーが絶える事はない。

           前回のnoteで書いた排気口ラジオこと排気口の放課後投げキッス宣言スペシャル回の収録が無事終了した。山河図の澁谷さん、素晴らしい役者の方々、そして投げキッスファミリーの方々の協力でスムーズにそして素晴らしい感じで終えられて一安心。  新作ラジオドラマ前のプロローグとしての今回の放課後投げキッス宣言スペシャル回。排気口の他の方々も内容は全く知らない。このスペシャル回を聴いて是非とも通常回も聴いてみて欲しい。放課後投げキッス宣言は佐藤暉、中村ボリ、坂本ヤマトの三人がメインでも

          お気に入りの本、お気に入りのラジオショーが絶える事はない。