排気口のとうとう厄払いに行って来たぞ!!の巻。
寒さを感じる事が多くなってきた。空気は凛として、毎朝の道のりは曇天でも清々しい。ボリス・ヴィアン『うたかたの日々』を久しぶりに再読した。前半の溢れるばかりの若さと後半の薄暗い展開。この季節に合うような気がする。寒すぎもなく、暑くもなく。
借金を返す為に日々労働に勤しんでいる。まだまだ貧の身からは脱していない。薄手のカーディガンと穴の開いた財布。衣だけが大きい天ぷら。名残惜しむような目線の先には飾られたトランペットと宗教書。
さてこの貧の身地獄。その原因であるが、それは私の不埒な生活に訳を探すものではない。こう見えて(どう見えて?)私はギャンブルの類を一切しない。煙草も止めた。装飾品にも興味がない。飲酒はするが夜の遊びもしない。取り立ててお金のかかる趣味もない。最近は自炊にハマって外食もしない。
ではなぜ?それはひとえに排気口なのだ。何を隠そう排気口とかいうこの演劇団体はここ向こう2公演連続で体調不良者が出て初日が潰れている。雪辱の前回公演では台風直撃の警告で(結局来なかった!!)中日がキャンセル祭りになった。かような不運が連続で起こり、と言っても出演者・スタッフのギャラは支払わなければならず、ノーギャラ、持ち出し、ノーギャラ、持ち出しという負の曼荼羅のお陰で懐はすっからかん、こうして私は貧の身地獄に落ちたんだ。
というか、よく考えたら、私以外の排気口の3人がまあよく公演間近にインフルエンザになる。私はない。公演関係なくインフルエンザに罹った事がない。風邪もない。私は割とタフだし、納豆とキムチもよく食べる。
私以外の排気口の3人はマジでインフルの予防注射は受けて欲しいし、普段から食生活に気を付けて、根本的な体力増強に図って欲しい。と切に願っている。
と、私はかような具体的な対策でこの不運を打破できると思っていたが、けれども、どうも2公演連続で初日が潰れる、公演直前の体調不良者の頻出と言った事柄にはなにやら縁起の悪い気配も感じられる。なので私たちは次回公演の前にいい加減この不運の連鎖を断ち切るべくとうとう排気口4人で、なんと静岡まで、厄払いをしに行ったのである。
今日のnoteはそのレポである!!
という訳で意外と遠い静岡まで行ってきました。9時に出発して戻ってきたのは19時過ぎ。すっかりヘロヘロ、特にアキラ氏は行きも帰りも運転だったので。西荻窪で解散しました。さわやかのハンバーグ美味しかった。
山盛りの1日でした。皆さんの穏やかさと、次回公演が無事何事もなく終えられますように。願っています。