大河ドラマ「べらぼう」【第6話解説 】吉原遊女の手紙について🕊💌
やっほー、瑠奈です。
明日、祝日なの嬉しいな〜🎶
今回も大河ドラマ「べらぼう」
第6話解説、勝手にやっていきますよ〜!
本日は、吉原遊女の手紙についてです。
「べらぼう」第6話の感想記事でも
吉原には文使いが居たと紹介しましたが。。。
第6話感想はこちら👇
「べらぼう」第6話では、
遊女うつせみが新之助に文を送っていましたが、
吉原遊女が客に送る手紙とは一体どのようなものだったのか、ご紹介いたします💌
吉原遊女の手紙「営業恋文」💌
吉原遊女が客の心捉えて離さないために最も活用したツールが手紙でした✉️
べらぼうでも、うつせみさんが新之助に送っていましたね〜〜✉️💗
自分の時間を削り、客に手紙を一枚一枚書き、送ったそうです。
遊女の手書きなのは、もちろん、
香をたきしめたり、白粉の匂いを紙に移したり、、、
天紅といって紙の上端を遊女の使う紅で色をつけたりと、遊女は手紙を書くことにも、
客の心を離さない工夫をしていました。
簡単に営業恋文とでもいえばイメージしやすいかと思われます。。。
どういう時に手紙を送ったの?
もちろん、日常的に客に手紙は書いていましたが。
吉原には紋日という日があり、その日は揚代が倍となる吉原特有のしきたりがありました。
あ、揚代というのは、遊女と遊ぶお金のことです💰
紋日には必ず客を取る必要があり、
紋日と知らずに登楼した客は思わぬ散財を強いられますが、遊女は馴染みの客に紋日に来てもらえるように、その日の遊興を依頼する手紙も送っていました。。。
これこそ完全に現代でいう営業LINE。
「締め日だから、お店来てよ~」とか
「バースデーだからシャンパン入れて欲しいな」
「会いたいな~💗」てきなね。
そして、揚代が2倍になるわけですから、
その日売り上げないと借金は減らないし。
逆にその日に客が来ないと、借金も増えるわけです。遊女は前借金として売られてきているので。
どんな手紙を送っていたの?
どういう内容の手紙を送っていたのか。
簡単に言えば恋文、ラブレター的なものなんですけど、、、
客層に合わせて内容を変えてたりと、
恋文の手引書もあったんですよ〜〜✉️
ででん。
上の図は遊女が客に向けて書く恋文の手引書『遊女案文』という本です。
で、その目次でございます。
右頁から順に「馴染に成たる客へ遣文」「年寄客に遣る文の様」「二度の客へ遣るふみ」「同心得」「馴染の客へ遣る文」「同心得」「しばしこぬ客へ遣る文」と書かれているのですが、、、
客の年齢や遊郭へ足を運んだ回数に合わせて、遊女は送る内容を変化させていたことがわかります。
『遊女案文』の違うページも見てみましょうかね〜。
恋文の例文の後に「心得」とご丁寧に書かれています。
これは手紙を書く際の指南で、客によって異なる手紙でのアドバイスです。
まあ、心得だからね。
「馴染に成たる客へ遣る文」の心得では、「良い人や粋な男、金持ち、色々な人がいるけど、自分の器量に慢心して油断していると、人にとれてしまいますよ~」とのこと。
結構当たり前のことが書かれていますが、
大事なことですよね。笑
そもそも遊女は字が書けるの?
江戸の女性は識字率が低かったとかなんとか言いますけど、吉原の遊女たちは、ほぼほぼ全員が読み書きができたとされています。
幼い頃に売られてきた子には、禿時代に手習いをさせ、読み書きを習得しました。
手習いの師匠が遊女屋まで来て、禿に字を教えたらしいです。
遊女は、外に出ることができないのでね。。。
遊女屋は遊女の商品価値を高めるために、教育環境を整えました。
貧農の家に生まれた、教育を受けてこれなかった子でも、遊女屋は教育に力をいれ、読み書きをできるようにしたそうです。。。
まあ、吉原遊女の教養の高さはすごいですからね〜。
芸事も得意ですし、字も書けるし、読めるし、
市政の流行も取り入れているし。。。
上客を取り入れるための妓楼のマーケティングと遊女の並々ならぬ努力の賜物だと私は感じています。
もう2000文字近く書いているので、
この辺りにしておきますね😂
今回は吉原遊女の手紙についてでした💌
うつせみと新之助の恋の行方も
気になる〜〜〜👀
読んでいただき有難山の鳶烏🐦⬛
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