春の庭への憧れー小手毬と大手毬は似て非なるもの
こんにちは。ガーデンプランナーのhacoです。昨日100回連続投稿して、ひと段落。今日からはぼちぼち書くぞ。と決めていましたが、書いておきたい事が見つかったので😊
今日は先日、clubhouseの植物仲間との話から派生した、小手毬と大手毬について、書いてみようと思います。
小手毬(こでまり)は
コデマリは、庭木として良く植えられていますよね。ウチにもあるわよ。って方も多いかな。
また、フラワーアレンジメント、特に入学式の舞台上の装花などでも良く使われます。
庭に植えていると、気付くととても大きく成長していたりします。
コンパクトに育てたい場合は、花が終わったら早めに剪定を済ませましょう。秋には新しい花芽を付けます。
我が家には、八重咲きのコデマリが植っています。シングル咲きのコデマリより華やかです。
クチベニ水仙の後ろに見えるのが、我が家の八重咲きのコデマリです。
他にも、斑入りの品種もあるようですが、鹿児島で斑入りがキレイに出るのはなかなか至難の業。紫外線量の問題かな。
斑入りの葉が焼けてしまわないように、植え付ける場所を、よくよく考える必要がありそうです。
小手毬の仲間といえば
はい、大手毬(おおでまり)でなくて、ごめんなさいね。
ユキヤナギは、コデマリより一足先に咲きます。花がついていない状態では、良く似た姿をしています。
また、お庭に植えていると似たような成長を見せてくれるのも、興味深いですね。
我が家にいるのは、ピンクユキヤナギ。ほんのりピンクがかって咲くのがかわいいです。
シモツケは、日本に自生する品種があります。山の中にも見る事ができたようですが、今、自生するものは深刻な絶滅の危機に瀕している品種もあります。
シカの食害が主な原因だと言われています。
園芸品種としてのシモツケもあります。シモツケは、宿根草の庭を作る際には、ぜひ取り入れていただきたい植物です。
大手毬は小手毬とどんな関係が!?
大手毬(オオデマリ)を知らない方のために、まずオオデマリの画像をお見せしましょう。
この手前に咲いている、白くてまるい花がオオデマリ。因みに後ろに咲く白い花はモッコウバラ。手前の赤紫はツツジです。
モッコウバラの花の時期は案外短いので、全てが咲くこの瞬間が観れたら得した気分ですね。
大手毬(おおでまり)とは
良い調子できてたのに、ここでちょっとマニアックな話をさせてください。
図鑑によって、オオデマリは「レンプクソウ科」と書いてあったり「スイカズラ科」と書いてあったりします。
これ、本当にWEBで見ていても多いので、植物関連のお仕事されている方はちょっと押さえておいてね👇
ーーーレンプクソウ科はなくなりました!
ちょっとややこしいことになっておりますので、とりあえずこの先もどうなるのかわかりません。ひとまず見守りましょう(笑)
分類学上は大手毬と小手毬は別の植物
オオデマリ、コデマリと、名前こそ似ていますが、少なくとも分類学上は親せきではありません。きっと、小さな花が毬のように丸く集まって咲くこと。おおよそ似た時期に咲くことから、この名前が付けられたのだとおもわれます。
小さな花が毬のように丸く集まって咲く。というと、皆様良くご存知のアジサイも似たように咲きますね。
しかし、アジサイはまたアジサイで、分類学上は別の植物なのです。
しかし、アジサイと同じ時期に咲き、オオデマリと同じように白い花が咲く
「ノリウツギ」は、アジサイと同じ仲間です。
沼に入る前に終わります
はい、どんどん沼に入る気配がしてまいりましたね(笑)
植物の名前がどんどん出てきて、訳が分からなくなってしまった方もいらっしゃるかもしれません。ごめんなさい。
ただ、植物の分類を知ることは、その植物の性質を知るうえでとっても重要な手掛かりになります。ここはガーデンプランナー避けては通れません。
実際には、もっと気軽にたくさんの方に植物に触れていただきたいな。と思っています。
と言う訳で、明日は(多分明日。)もっと簡単なことを書いてみようと思います。今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。
ーーー実際はもっと気軽に花に触れて欲しいと思うている記事はこちら👇
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