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#詩
スターダスト・オーキッド
触れて
触れて
触れて
触れて
みたいの
みたいの
みたいよ
ねぇ
そのまま
そのままで
そのままでいて
そうよ
そう
あなた
すき
きらい
あなた
あなた
あなた
あなた
あなたの
かなたの
その
ほしの
光年という単位/空の陳腐さ/青/蒼/藍/蘭の園に埋葬/そうそのままで/射手座が浮かぶ/星/ほし/欲しいよ/どこで燃えている/星ではなく/想いだ/ああまた使い古された言葉/想いと呼ぶには不適
キッチンと生物実験室に寄せる遺書
*
空は群青でなくてもいい。
わたしははだしでその土を踏みしめる。
足の裏になまぬるさを感じながら摘みとったエンドウの、
連鎖する形質をわたしがひと呑みにする。
核酸を腹の中で煮溶かしてみずからに組み換える。
食道を通り抜ける豆の死骸は不完全に火葬されていて、
わたしをつくりかえながら完全燃焼。
(燃えさかる炎のなかわたしはいかにして自らをあぶるその火を絶やさぬようにするかを考えている)
袋