退職代行は使わなかったよ
今月20日締めで、私は約9ヶ月勤めた写真室を退職する。
と言っても今月は出勤日を大幅に減らしてもらったので、
実質あと3日ばかりだ。
だが、その3日間ですらもう行きたくない。
最初は何も感じなかったこの仕事を
だんだんそう思うようになってしまった。
これからの就活で二の轍を踏まぬように、
忘れないように、
その理由をここに記しておく。
自腹のパソコンと自費で払ってる有料ソフトを使って、新人バイトの私に、私しかできない・全責任がかかる仕事を任せている。
元々業者に費用を支払って外注していた仕事を、私ができると知ってから私の担当に。その時点で自前のパソコンと自費で使ってるサブスク有料ソフトを使わされている。その後、より効率的なソフトを見つけ、それも同じく有料ソフトだったため、どっちみち私は全て自前でやっている。会社はそれに対して手当も支払わない。他のスタッフは会社のパソコンと会社が契約している有料ソフトを使っているのに、私は全て自前。なのになんの特別待遇も上乗せもされていない。バイトの完全善意の負担に全乗っかり。
というか、自前のパソコンでやっているということは、私がやろうとすれば自前のパソコンに繋いでる会社ネットワークから顧客情報抜き出して持ち出すことも可能なんだが?
会社のPCが2台しかないから、自分のあるならそれ使った方が良いかもと言われる→自分のパソコン持ってくる→会社のネットワークに繋ぐ→ソフトは会社で有料ソフトを契約しているが、自分のパソコンにその有料ソフトが入ってるならそれ使ってと言われる→店長「本当は会社が持たなきゃダメなんだけどね」→私「まぁまぁ、私も自分の制作で使ったりしてますから」と返す(墓穴)→でも、会社の就業時間内に会社の利益のために自費で毎月支払いをしている有料ソフトを使ってるのだから、なにか手当があっても良いはずでは?→というか、これアウトでは?→そもそも私物PCを会社のネットワークに繋ぐのもダメだったような?→私が私物のパソコンと有料ソフトを使うのを辞めれば良い話なのだろうが、店長の采配で、他のスタッフには共有できない仕事を私1人が担っていて、仕事量が膨大ゆえ会社のパソコンではとても間に合わず私物のパソコンと有料ソフトを使わざるを得ない状況になっている→従業員は4人しかいないし、店長は湯婆婆と北斗晶悪魔合体したみたいな強めの人だし、他の2人のスタッフの手前言いづらい。事を大きくしたくない。(→辞める気でいるけど。)
カメラマンで雇われてる人は、外注で他の着付け師を雇っているにも関わらず、着付けまでやらされていて給料は一切変わらない。というか、最初は着付け師で雇われたのに、カメラマンもやらされていつの間にかカメラマンになり、他の専門的な仕事(結婚式の着付けなど)も無給で覚えろと言われ、さすがに給料変わらないのにやる理由はないと断ったという。店長とそのカメラマンの口ぶりから見て、近い将来、私も同じことを強要されそう。
有給ない。
ハローワークに記載されていた就業時間と違う。聞いていた定時と違うのに、早朝出勤させられる。(10:00~16:00と聞いていたのに7:30~18:00で手当も無し)
経理全般も顧客管理も伝票も全て紙に手書き。紙で溜め込んでおいて、後から閑散期などに手打ちでPC入力していくスタイル。全体的にあらゆるやり方がアナログ過ぎる。昭和か。レジだけはiPadで最新だが、それ以外は指摘しても全く改善しない。
カメラマン(ババア)のセクハラが酷い。「子供産んで欲しい」だの「乳が大きいから男にモテるね」だの。信じられない。狭量とか馬鹿とか通り越して、シンプルヤバい人だと思う。
そのカメラマンに退職の意向を伝えた時、何聞かれてもポジティブで素敵な退職理由しか述べず、1時間駄々こねられて「きっと嫌な理由もあるんでしょ!」とか言われても、ニコニコして「貴女の度重なるセクハラと質問攻め疲れが一因ですよ」と吐かなかった心優しき私を誰か褒めてほしい。
「折角色々覚えたのに勿体ない!これからカメラだけじゃなく着付けとかも教えようと思ってたのに」と言われましても。もちろん得る物は確かにあったよ。主にレタッチ技術やカメラの扱いとか。だが薄給で給料上がらない・営業時間ガン無視なのに、やる事だけが増えるのを誰が喜ぶと思う。どんなに効率よく上手にこなしても評価として給料に反映されないんだから。
入ってすぐの新人に悪質クレーマーの対応丸投げしたのもおかしいよね。なんとかその場を切り抜けて店長に助けを求めても、自分が出ようとする素ぶりすら見せず、横にいたカメラマンにまた丸投げしてた。そういうとき真っ先に矢面に立って対応すべき店長が、ゴミクソすぎるだろ。
気兼ねなく休み取ってね!と言う割に、(特にセクハラベテランカメラマンが)いつ申請しても「なんで?!」と聞いてくる。店長は理由を誰にも言わないまま平気で休み取っているくせに。私が閑散期に「この日休みます」と言ったら、いちいち説明を求めてきてウザい、面倒臭い。
店長は誰に対しても、なるべく金を出さず良いように使おうとしてくる。退職の意向を伝えたとき「愚魔ちゃん使い勝手良かったんだけどな」とか言われて、内心鼻で笑ってた。そりゃそうだろうよ。薄給で契約以上の仕事量を求められて文句も言わず黙ってニコニコ働き続ける奴って他にいるか?自分で言うのもなんだけどめちゃくちゃ気が利いて、効率よく頼まれた仕事以上の仕事を次から次へこなし、誰にでも愛想良く元気に働いてきたぜ。こんな私を超えるような奴、もう二度と現れないだろうよ。9ヶ月のスペシャルボーナスタイム様に感謝するんだな。だがそんな楽しいお時間ももう終いだ、これ以上都合の良いように使われたくないから辞めるわザマァ。
毎年年賀状を送り合うとか、グループLINEに毎日反応しなくてはならない縛りとかのお付き合いがマジでクソ煩わしい。
お昼休憩に、半強制的にオバハン達と茶飲み会参加させられるのダルい。仕事中は基本的に忙しないし喧しいのだから、昼くらい一人でゆっくり休んでいたい。
店長が服装とかメイクについて色々言ってくる。ベテランスタッフに「今日のメイクムラすごいよ」とか言ってるの見てて、自分もジロジロ見られてるんだろうなって思って変に気を遣う。
店長が闇営業してる。関係ない社務所の神主や外注スタッフまで思わせぶりなメールで呼びつけて、写真室とは全く関係ない個人的な商品の営業して売りつけている。先輩スタッフに聞いたところ「シャルレ」とかいうねずみ講に近い商売らしい。毎回、通販番組のような商品プレゼンがうるさい。
「先輩たちの働き方を見ろ、それがお前の近い未来の姿だ。」という言葉があるのを知っているが、それに照らし合せると、これは嫌だなと思った。
私が渡されたレタッチ済みの写真データをレイアウトして、写真アルバムの本文を制作する作業を、なぜか「ハメコミ」と呼ばれるのが絶妙に不愉快。「ハメコミ」ってなんやねん。エロ用語か?ただ枠に入れ込んでるだけちゃうぞボケカスが。ちゃんと流れや構成・見せ方考えて配置してんだから、レイアウトって言えやキッショイのぉ!
昼休憩時、私が気を利かせてやって茶や菓子を先に配膳しておいたりしたことを、着付け師さんらが褒めてくれたのに対して「教育が行き届いてるんですのwww」などと薄汚い笑い声で話した店長の発言全てが鼻についた。人の純粋な善意や気配りを何だと思ってやがるんだ、この愚か者は。この私を飼い慣らせると思い上がるなよ雑魚が。
子供をメインターゲットに据えた写真室だから当たり前だし、仕方のないことだけど、子供の声が不快極まりない。これだけは、それを承知の上で入社したのだから、理由の一つとして含めないように心がけていたのだが、もう街中やプライベートで子供の甲高く大きい耳障りな声が聞こえると、毛を逆撫でられたような気分になるようになってしまったので、もう無理です。特にバックヤードでのデスクワーク中に、赤子や子供の鳴き声が聞こえてきた時は明確な殺意を覚えた。もうしばらくは子供の声なんぞ聞きたくない。
総合的に見て、ベテランババアによる度重なるセクハラ・店長による年一でクレームが入るほどの客やスタッフへの当たりの強さ・子供への溜まりに溜まったヘイト・週1で勃発するスタッフ間の喧嘩・私だけ自前のPCや有料ソフトを使わされる労基法違反などがやはり大きい。
タイトルにある通り、
正月休み中に退職代行を使ってやろうかとも考えたが、
「ぶつかった問題には、
どんなに辛くても苦しくても恥ずかしくても、
面と向かって正面から正々堂々と向き合って戦え。
そこで逃げ出したら逃げ癖がついたり、
後々後悔することになるから。」
という母の教えが染み付いた私は、
それを決行することはなかった。
退職代行を利用することは、
もちろん手の一つであるし、
本当に辛くて苦しいのなら使う方が良いと思う。
だが、
ここで代行を利用せず、
正面突破した自分を私は誇りに思っている。
あと3日…
もう強く、激しく、
行きたくない。
仮病を使うなどして全部休んでしまいたい。
だが、そんな出勤日に限って、
七五三(七五三・初宮という言葉すら、もう言いたくないし聞きたくない)の後撮り(後から撮んなや)の予約入り・スタッフは私とカメラマンのみ
という地獄のスケジュール。
店長マジでどつき回すぞ。
…言うてちゃんと出勤するのが私の偉いところなんだけどな。
まぁ、どうでもいいや。
接客態度がアホほど塩でも
あと3日でサヨナラなんだから、
ある程度適当こいてもいいだろう。
店長から「儲からないからこれは客に言うな」
などと口止めされていた商品の組み合わせとか全部言ってやろ。
退職日にはLINEきれいに消すし。
というか大雪で全キャンセルになれ。
あーあ、
知ーらね。
バーカバーカ、
私が去って帰宅後、
茶を啜り始めたタイミングで店爆発しろ。