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ぼくらワールド解体新書

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ぼくらワールド解体新書(1)夢に見た未来と21世紀

ぼくらワールド解体新書(1)夢に見た未来と21世紀

宇宙を夢見たぼくは、まだ地上にいる。

空を浮かんでいるはずの車は、まだ地上を走っている。

ぼくが生まれた1979年は、まだ21世紀への夢があふれていました。

フランスと日本の合同プロジェクトで宇宙探査を行う計画があったとか、実家にあった図鑑には書いてありました。

今、生きている21世紀は、ぼくが知っている20世紀が夢見たものとは色々違います。ぼくがこどもの頃図鑑に載っていたのはこんな未来で

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ぼくらワールド解体新書(2)正しいって何?

ぼくらワールド解体新書(2)正しいって何?

毎日毎日、ぼくらにはやることが沢山あります。仕事や勉強、バイト、家事、友人たちと遊んだり、恋人と楽しいひと時を過ごしたり・・・または自宅で趣味のゲームやお絵描きなど、みんな何かで忙しい。

そんな忙しい日々を過ごしていると、だいたいの人は考えるのが面倒になるのが当たり前。白なのか、黒なのかを考えるのが億劫になっちゃいます。かんたんに白か黒かわかる方が頭を使わず楽ですから。

でも、白と黒へ分けるの

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ぼくらワールド解体新書(3)体のこと①

ぼくらワールド解体新書(3)体のこと①

いったいぼくらはなんなのだろう?

実は、ぼくらはいろいろな元素が組み合わさってできています。人間も、木も魚もトランクスも包丁なども・・・

呼吸で吸う〔酸素〕や吐く〔二酸化炭素〕も元素が集まったものです。

元素が組み合わさっているぼくらは、元素を吸って、元素が組み合わさっている何かを食べて生きています。

そんな元素の構造を原子と呼んでいます。

原子は〔陽子〕と〔中性子〕が組み合わさった

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ぼくらワールド解体新書(4)体のこと②

ぼくらワールド解体新書(4)体のこと②

元素なぼくらは、元素なものを食べたり飲んだりしている。たとえば、だし巻きたまごとおにぎり(のりは〔焼きのり〕です)はこんな元素でできています。

めっちゃ元素が入ってますね。

だし巻きたまごやおにぎりを食べると、このだし巻きたまごやおにぎりを構成している元素がぼくらの体の中に入っていきます。口の中でかんだり、胃の中で溶かすことで、これらの元素を材料として使えるようにし小腸から体内へ取り込んでいく

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『ぼくらワールド解体新書』(5)体のこと③

『ぼくらワールド解体新書』(5)体のこと③

ぼくらは1秒間に何兆の何兆倍回化学反応をしつつ生きている。手の平を見てみても、そんなことが起こっているようには思えないから、なんだか変だ。

化学反応ってどんなものだろう?

ぼくが覚えているのは、理科のマグネシウムの燃焼実験で酸化マグネシウムを作ったこと。炎の熱でめちゃくちゃに光っていたのがすごく印象深かった。

酸素がくっついた分マグネシウムは重くなるんだけど、当然反応はマグネシウムと空気中の

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ぼくらワールド解体新書(6)体のこと④

ぼくらワールド解体新書(6)体のこと④

くしゃみをしたり、せきをしたことは誰でもあると思う。くしゃみやせきは体を守る免疫反応だったりする。

ぼくらの体は実はいろんなものの攻撃を受けていて、それらの攻撃から守る仕組みが体の中にあります。

ウイルスは細胞にとりついて体に悪さをします。

体に悪さをする細菌は細胞を殺したりします。

そんなウイルスや細菌たちと・・・

ぼくらの体の中にある白血球やキラーT細胞などの免疫細胞が毎日戦ってくれ

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『ぼくらワールド解体新書』(7)体のこと⑤

『ぼくらワールド解体新書』(7)体のこと⑤

病気がしんどくて辛い時・・・

お医者さんが薬をくれますね。

薬は特定のウイルスや細菌などに効くようにできています。

例えば、薬を戦車に見立ててみます。

薬は病気の原因となるウイルスや細菌などを倒します。

でも、倒すウイルスや細菌などがいない場合、正常な細胞を攻撃します。つまり、これが副作用です。

病気でもないのに薬を飲んだり、薬が効きすぎたりすると薬がふつうの細胞を攻撃してしまいます。

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『ぼくらワールド解体新書』(8)放射線のこと①

『ぼくらワールド解体新書』(8)放射線のこと①

この前、歯が痛くて歯医者に行きました。

その時に歯のレントゲンを撮りました。レントゲンの撮影は1秒にも満たない時間で、本当一瞬でした。幸いなことに虫歯は見つかりませんでした。

【レントゲン写真撮影中の絵】

レントゲンはドイツの物理学者ヴィルヘルム・レントゲンさんが実験中にX線を発見したことから発明されました。だからレントゲンと呼んでいます。

今はレントゲンの他にもCTスキャンやPETスキャ

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『ぼくらワールド解体新書』(9)放射線のこと②

『ぼくらワールド解体新書』(9)放射線のこと②

放射線とは高速でぶっ飛んでくる目に見えない微粒子よりも小さい粒子と体の細胞を壊すくらい強い光のことです。

放射線は基本的に原子が壊れた時に出ます。原子が壊れる仕組みは2つあり、どちらも原子が壊れる時は原子核に変化がおこります。それを理解するために、まずは原子の仕組みをおさらいしましょう。

陽子の数でどんな元素になるか決まるのですが、陽子といっしょにいる中性子の数は同じ元素であっても原子によって

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『ぼくらワールド解体新書』(10)放射線のこと③

『ぼくらワールド解体新書』(10)放射線のこと③

原子が壊れてでる放射線。最後はガンマ線(γ線)です。

ガンマ線は、原子核の中で中性子が陽子と電子に別れベータ線を出した時に、原子核から飛び出した光です。光なのでぼくらの体を突き抜けていきます。たとえば必須栄養素であるK(カリウム)の同位体であるK(カリウム)40はベータ線といっしょにガンマ線を出します。

ちなみにレントゲンで利用されるX線も光です。日焼けの原因となる紫外線もラジオやテレビの放送

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『ぼくらワールド解体新書』(11)放射線のこと④

『ぼくらワールド解体新書』(11)放射線のこと④

宇宙から飛んでくる放射線を【宇宙線】と呼びます。宇宙線とは宇宙空間から飛んでくるガンマ線や陽子や中性子などのことを言います。



ビッグバンによって宇宙が誕生し、その誕生の0.0001秒後に陽子と中性子が生まれました。ちなみに陽子1個は水素の原子核になります。



つづいて宇宙誕生の3分後には陽子が2個くっついてヘリウムの原子核が生まれました。つまりアルファ線の誕生です。

宇宙が生ま

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『ぼくらワールド解体新書』(12)人類誕生

『ぼくらワールド解体新書』(12)人類誕生

 ビッグバンによって生まれた放射線だらけの宇宙。そんな宇宙に地球は生まれ、ぼくらも生まれました。

地球が生まれてから、ぼくら人類につながる脊椎動物が誕生したのは、4億1600万年前〜3億5900万年前のデボン紀であると考えられています。

初期の海洋生物から魚類が生まれ、その魚類から水陸ともに生活圏としている両生類が誕生しました。

恐竜が絶滅した後、爬虫類よりも哺乳類が地球で栄えるようになりま

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『ぼくらワールド解体新書』(13)狩猟採集時代

『ぼくらワールド解体新書』(13)狩猟採集時代

約10万年前、アフリカを出て世界各地へ移動を開始したホモ・サピエンスはネアンデルタール人と出会いました。ネアンデルタール人は ホモ・サピエンスとは別に進化した人類種で、ぼくらとおなじように言語をあやつり、小型の打製石器をつくって狩猟採集しつつ暮らしていたと考えられています。ネアンデルタール人と出会ったホモ・サピエンスはネアンデルタール人とまじわり、混血しました。

その後、何が原因かはっきりはわか

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『ぼくらワールド解体新書』(14)農耕時代

『ぼくらワールド解体新書』(14)農耕時代

最終氷河期が終わってから、ヤンガードリアス期と呼ばれる小氷河期が地球にやってきました。紀元前9600年ごろにヤンガードリアス期が終わり、そのころから人類は農耕を始めました。

狩猟採集時代から農耕時代へ移るころには、移動しなくても狩猟採集にこまらない豊かな地域では、人々は定住生活をいとなんでいました。そこへ急激な気候変動がおこった影響で人類は農耕を始めたと考えられます。

紀元前9000年ごろから

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