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JOMOSEUM

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縄文の遺物を展示する博物館や郷土資料館、まれに美術館を”JOMOSEUM”と名付けて、訪れたJOMOSEUMについての情報を掲載していくことにしました。こちらでリスト化されますの…
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記事一覧

1万年前から歴史をたどる土器と国内最古級の漆ー標津町ポー川自然史跡公園歴史民俗資…

知床半島の南側の根本辺りにある標津(しべつ)町、そこを流れるポー川の河口付近が湿地になっ…

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4か月前
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豊富な黒曜石で作られた異形石器ー音更ふるさと資料館[JOMOSEUM]

帯広市の北隣りの音更町は大雪山から流れる音更川沿いに牧場が広がる酪農の町です。上流に黒曜…

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6か月前
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蓑虫山人の石器土器図絵の実物に会うー青森市中世の館[JOMOSEUM]

青森市南西部、旧浪岡町にある資料館が青森市中世の館です。展示室と文化ホールが一緒になった…

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6か月前
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弥生時代の水田跡と土偶ー田舎館村埋蔵文化財センター[JOMOSEUM]

田んぼアートで有名な田舎館村の埋蔵文化財センターは、弥生時代の水田跡・垂柳遺跡に作られて…

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6か月前
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バリエーション豊かな土器と土偶、詳しい説明パネルで縄文時代をしっかり勉強ー平川市…

弘前市の東隣にある平川市は、十和田湖に至る広い森林部分を持つ自治体です。郷土資料館の展示…

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6か月前
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仕切り付き土器や再葬墓など珍しいものが色々出土ーごのへ郷土館[JOMOSEUM]

五戸町は八戸市の隣、郷土館は八戸市よりの廃校を利用して設置されています。 展示品はそれほ…

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6か月前
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東北らしい円筒土器と石器たちとー六戸町郷土資料館[JOMOSEUM]

十和田市と三沢町の間にある六戸町。郷土資料館は小さめで、縄文の展示も土器と石器が少しずつあるだけです。 土器はほぼ円筒土器でした。下層式から上層式までシンプルなものが。 石器類も少しずつ一通り、なかなかいい石皿と叩き石です。 晩期のものがなかったので青森らしさを感じることはできませんでしたが、東北らしい遺物が並んでいる感じです。 クマがドーンとお出迎え。クマやアナグマは縄文人の食料になったのでしょうかね。 月に6日ほどしか開いていないのでご注意ください。 六戸町郷

激レア土偶「カオナシくん」の謎ーやんば天明泥流ミュージアム[JOMOSEUM]

草津温泉への入口にあたる群馬県長野原町には、2020年に運用を開始した八ッ場ダムがあります。…

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6か月前
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木柱に木製品の未製品も。縄文人の暮らしが垣間見えるー新潟市文化財センター[JOMOSEU…

新潟市には新潟県の埋蔵文化財センターとは別に新潟市文化財センター(まいぶんポート)があり…

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6か月前
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少しでもわかる信濃川文化圏の特色ー加茂市民俗資料館[JOMOSEUM]

新潟県中越地方の加茂市の民俗資料館の一角に出土品の展示があります。メインは民具などの民俗…

土
7か月前
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オホーツク文化の至宝に縄文とのつながりを感じるー羅臼町郷土資料館[JOMOSEUM]

北海道の東の端にある知床半島は東側半分が羅臼町で、西半分が斜里町です。羅臼町は海岸沿いに…

土
1年前
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北日本最古の土偶と早期の土器と朱漆塗土器ー三沢市歴史民俗資料館[JOMOSEUM]

青森県三沢市といえば三沢基地ですが、基地や空港のある舌状台地と平地で構成されています。縄…

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1年前
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唯一右に曲がった鼻曲土面と他地域との交流を感じさせる遺物の数々ー六ヶ所村立郷土館…

下北半島の根元付近にある六ケ所村といえば、原子燃料サイクル施設が有名ですが、その周辺に石…

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1年前
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縄文くららと赤漆塗木鉢、2つの重文がお出迎えー野辺地町歴史民俗資料館[JOMOSEUM]

青森県野辺地町は陸奥湾の一番奥まったところにあり帆立貝が名産です。野辺地川の扇状地部分が狭い平地になっていて、あとは丘陵地になっています。 野辺地町歴史民俗資料館は町の歴史を通じ展示する資料館ですが、縄文の割合はわりと多めです。 その理由の一つは「縄文 くらら」の愛称もある国指定重要文化財の土偶です。後期前半の土偶で、板状土偶の形態を取りながら足がついていて自立するのが特徴です。愛称の「くらら」も某アニメの「クララが立った」が由来だとか。 360度どこからでも見られるの