蓑虫山人の石器土器図絵の実物に会うー青森市中世の館[JOMOSEUM]
青森市南西部、旧浪岡町にある資料館が青森市中世の館です。展示室と文化ホールが一緒になった施設で、浪岡城跡の近くにあります。
展示も浪岡城の展示が中心ですが、縄文も少なからずあります。目玉と言えるのは、縄文の遺物ではなく、蓑虫山人の「石器土器図絵六曲屏風」です。展示室は撮影可ですが、公開不可とのことなので、写真はありませんが、六曲一双つまり12面ある見事なものです。
「石器土器図会六曲屏風」は青森市の有形文化財になっていて、こちらのページに画像と解説が載っています。
が、中世の館にあるものとは違っていて、中世の館のものは、同じく有形文化財の「石器図絵屏風・土器図絵屏風」のようです。ただホームページのものとは配置が違っていました。
縄文の遺物は亀ヶ岡式土器が多めで良いものが並んでいます。土偶も蹲踞土偶系のものがあり、石棒や石皿などの石器もあります。
兎にも角にも蓑虫山人が縄文時代の遺物をたくさん描いた屏風絵の実物が見られるのが縄文好きにはたまらないところなので、「中世」と冠されていますが、ぜひ足を運んでください。
蓑虫山人については『蓑虫放浪』をぜひ読んでください。
青森市中世の館(HP)
住所:青森市浪岡大字浪岡字岡田43
開館時間:9時~17時(月曜、第3日曜休館)
入館料:210円
撮影:可(公開不可)
アクセス:浪岡駅から徒歩約20分
縄文の遺物が見られる博物館・郷土資料館情報はこちら。
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